ワイナリーのサイトでこんなに笑ったのは今までにない!
というか、少しでも笑えるサイトに出会ったこともない。
マジョルカの最近大注目のワイナリー、4 kilos (クアトロ キロス)のサイトだ。
フランセスク・グリマル(Francesc Grimalt)とセルヒオ・カバイェロ(Sergio Caballero)の
二人の若いエノロゴが2006年に創業、ブドウ栽培に精魂を込め、個性があり、エレガントな
赤を造る。
彼らは、去年の後半に日本に行って、ODEXさんというインポータと契約が成立したようで、
既に日本には入っているかもうすぐ販売されるか、という感じだ。その、日本への旅が
ワイナリーのサイトのビデオで見れる。
題して「日本のインポータを探す4 kilosと12 Voltsの旅」
彼らが造るワインは「4 kilos」と「12 Volts」の2種類の赤。
ビデオは、それらのワイン自身が買い手に辿り着くまでの旅をしている設定で、
すごくかわいい!場所や、ボトルの位置、すごくユーモアがあって、日本のお笑いと
似た感覚ですごくいいなぁって思った。ワイナリーの背景なんかもすごく独特だ。
「クアトロ・キロス」とは俗語で「400万ペセタ」を意味する。
創業する際の投資額が400万ペセタ(約300万円)(ユーロの時代になってもまだ慣れ
ないスペイン人、高額を言う時はよくペセタを使う(笑))のみだったという。
もともと農家のガレージにあった牛乳の冷却器を代用してブドウ果汁を発酵したり、
様々な工夫をして立ち上げたのだそうだ。すごい。。しかも、牛乳の冷却器は通常の
ワインの発酵槽に比べて広くて浅く、それが、より高い醸し効果を出す、ということで、
一石二鳥というわけだ。
そんな環境で造るワイン、ほんとに素晴らしいのだ。
名称 : 4 kilos 2006
品種 : Cabernet Sauvignon 85%, Callet 15%
産地 : VdT Mallorca
生産者 : 4 kilos Vinicola
中濃度のアメリカンチェリー色、熟した赤果実、湿った枯れ葉、ハーブ系、するっと
入る滑らかな口当たり、果実味、滑らかなタンニン、飲み易い心地よさと上品さ、
そして複雑さも持ち合わせる。
こちらでの店頭価格は28ユーロほど、とちょっと高いが、マジョルカ島の最高級の
ワインのひとつであることは間違いない。生産量も3000本と希少。
エチケットも斬新だ。ビンテージごとにデザインを変える。世界中の若くて斬新な
デザイナーの絵を採用。

2006はカナダ人デザイナー Marcel Dzamaによる。
木の幹からバラが延びて、ぞうさんが水(いや、ワイン???)をあげている。
なんともいえないかわいさ。

2007は若きフランス人デザイナー Abdelkader Benchammaのもの。
2007は、中身も進化している。カベルネ・ソーヴィニョンは50%、土着品種のカイェット、
フォゴネウ種が40%、メルローが5%。フレンチオーク新樽で14ヶ月熟成。
普通のやり方じゃなくても、良いワインは造れる、それを片意地張らずに遊び感覚で
やっている、そんな印象を与えてくれる二人。マジョルカに行ったら、絶対に訪れなく
ちゃいけないワイナリー。

自然の恵みへの感謝の踊りか。。やっぱり面白い、この人たち(笑)。
08年から最も注目されている新星スペインワインの一つ!






