VdT EXTREMADURAの最近のブログ記事

compo_hablas_4_5.jpg

一度目にしたら、忘れられないボトルデザイン。
香水を思わせる豪華な印象を与えるボトル。

2年目のビンテージ2006で、スペインのワインガイド「ペニン・ガイド」でいきなり
92点を獲得、ホセ・ペニン氏が「新しいワイナリーじゃなかったら、もっと点数を上げた」
とコメントしたという、
スペイン南西部、ポルトガルとの国境を成すエクストレマドゥーラ地方のワイン

「HABLA(アブラ)」

だ。

VdT エクストレマドゥーラ、ほとんど知られていないこの産地で、彗星のように現れたワイナリー。

bodega_vina_Habla.jpg

夏は酷暑、冬は厳冬で降雨量が少ない典型的な大陸性気候のこの地域。
カセレスから東に50kmほどにあるトゥルヒーヨという土地で、企業家ホセ・シヴァントス氏と
フアン・ティラド氏がワイン産地として発掘し、最高品質のワインを造ることを目的とし、
2004年にワイナリーを創業した。

最高品質のワインを造る目的を果たすためには、投資を惜しまない姿勢を創業以前から貫き、
畑の選択から、栽培・醸造に至るまで、スペイン最高といえる技術を駆使しているのだそうだ。

0776.jpg
近代的な醸造施設

もともとブドウが植わっていなかったのを、ゼロから植樹して、栽培している!
ボルドーの研究所に協力をあおいで、土壌を分析してもらい、ブドウ栽培に適切な土地で
あることが判明。様々な品種を飢え、うちどの品種が良質なブドウになるかを見極め、
最終的に6品種に絞ったそうだ。

オリーブばかりが植わっていたスレート状、粘土質の多い痩せた土地で、200haに及ぶ
畑を64区画に細分化、30人のスタッフがそれぞれの区画を担当、徹底管理をし、その区画に
最適な栽培方法で管理、収穫後、区画ごとに最適なタンク・樽を使って醸造、トレーサビ
リティを完全管理している。

imasd.jpg
左から、樽内の溶解酸素の測定、樹液流動状況の測定、殺菌状態の測定、
そして、各区画の灌漑の最適化、などスペインでは稀にみる最高の近代技術を駆使して
栽培を行う。

habla.jpg
人材も逸材揃いだ。
醸造には、エノロゴであるメルセデス・スアレス・ゴンサレス氏が醸造責任者として、
また、世界中で活躍するフライング・ワインメーカー、フローレン・ドュミュ氏が醸造
コンサルタントとしてワイン造りに携る。

そして、「アブラ」のコンセプトとして面白いのが、毎ビンテージ、ワイン名を
変えるというもの。毎年できあがるワインは異なる作品であり、その年に最も良い状態の
ブドウを使ってワインを造るため、毎年使用する品種、クパージュも変える、のだそうだ。

よって、初ビンテージである2005年は、

Habla No.1  カベルネ・ソーヴィニョン 100 %
Habla No.2  テンプラニーリョ 100 %
Habla No.3  シラー 100 %

と、3種のワインがリリースされ、

2006年は
Habla No.4 シラー 100 %
Habla No.5 テンプラニーリョ、カベルネ・ソーヴィニョン、プティ・ヴェルド

の2種がリリースされた。

2007はNo.6, No.7と続いていく。

Habla4.jpg

名称 : Habla No.4 2006
品種 : Syrah 100%
産地 : VdT Extremadura
生産者 : Bodegas Habla

フレンチオーク(新樽比率約80%) 約12ヶ月熟成。
すごい、口の中に広がる濃厚かつ繊細な味わい。
熟した赤果実、すみれなどのフローラルな香り、甘いスパイス、樽がキレイに
溶け込んで、良いバランスを取り、複雑さを増している。
とても味わい深くて、丸いタンニン、長い余韻。
このシラー、素晴らしいです。

Habla5.jpg

名称 : Habla No.5 2006
品種 : Tempranillo 70%, Cabernet Sauvignon 25%, Petit Verdot 5%
産地 : VdT Extremadura
生産者 : Bodegas Habla

フレンチオーク(新樽比率約60%) 約12ヶ月熟成。
熟した果実、テンプラの甘いスパイス、カカオ、樽熟によるクリーミーさ、
南西の土地、標高の高くない土地でも、これだけ良質のテンプラニーリョができる、
パワフルさとテンプラニーリョのエレガンスも感じられる一本。

新星にしてエクストレマドゥーラの「ベガ・シシリア」とまで評されているモンスター
スパニッシュ「HABLA (アブラ)」。
今後、どんな新しいワインで消費者を驚かせてくれるのか、とても楽しみだ!