DOC RIOJAの最近のブログ記事

tempranillo_blanco.jpg

今回の主役は
テンプラニーリョ・ブランコ

ブランコ?!
テンプラニーリョの白ブドウ!
実はリオハで黒ブドウのテンプラニーリョの
樹から突然変異でできたのだそう。
1988 年に初めて見つかった。
ムリーリョ・デ・リオ・レサ (Murillo de 
Río Leza) の古樹の畑で、1 本の枝のブドウ
だけが白かった。
研究所に持ち込まれ、自根で植え、R-110の
台木に接ぎ木し、100本に増やした。様々な
研究がされ、2007 年認可された。以降、植
樹する生産者が少しずつ増えている。

5 年ほど前に DOC リオハで認可されたそうで、同時にマトゥラナ・ブランカ、トロンテス、
ベルデホ、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランも認可された。

テンプラニーリョ・ブランコの単一品種の白ワインを造っているのはおそらく 2 ~ 3社。
そのうちの一つ、アベル・メンドーサ・モンヘ。

DSC05085.JPG
1988 年に創業したリオハのワイナ
リーの中でいわゆるブルゴーニュの
ヴィニェロンに最も近く高い評価を
得る生産者。
17 kmほどのエリアで 36 もの
様々な土壌や環境で異なる小さな
画の一つ一つを大事に有機農法で栽
培。アベルさん、マイテさん夫妻が
2人で栽培、醸造をする。
「ブドウ樹を理解する」ことに最大
の情熱を注ぐ。




DSC05094.JPG

リオハには 18 世紀頃には固有品種が 90 品種ほど
存在したという。それが栽培しやすいテンプラニー
リョにとって代わられ絶滅したり、絶滅の危機に瀕
する品種がリオハにも多くあるのだ。
アベル、マイテ夫妻は古樹からそうした品種を守っ
ていくためにマッサール・セレクションをし、接木
し栽培している。

テンプラニーリョ・ブランコもその一つ。

接木した樹自体はまだ若い。
サン・ビセンテ・デ・ラ・ソンシエラの標高 500
m、390 m の石灰を多く含む粘土質土壌の 2 区
画。




Abel_Mendoza_Tempranillo_Blanco_2011_15,20eurs_19122012.JPG

名称 : Abel Mendoza 
            Tempranillo Blanco 2011
品種 : Tempranillo Blanco 100%
産地 : DOC Rioja
生産者 : Abel Mendoza Monje

黒ブドウと同じく生育サイクルが短めの品種。
萌芽が遅め、色づき、成熟、収穫期と早め。

熟れた桃、アンズ、フローラル、枯れ草、み
んの皮、様々な香りが移り変わって色んな表情
を見せてくれる。味わいより香りが魅力。
何かチェリーっぽい感じもして赤ワインを思い
起こすニュアンスがあるのも面白い。

他品種白の補助品種としても、単一でも樽熟に
も耐えうる、長熟のポテンシャルもあり得る品
種なのではないかな。
どんな変化をするのだろうか。また飲んでみたい。

スペインで一番ワインを高尚なレベルでわかり豊かな感性を持つ人して敬愛している
ジョアン・ゴメスさんのブログでも数年前に他の生産者のテンプラニーリョ・ブランコが
紹介されています。

ピノ・グリやガルナッチャ・ブランカなどもこういう感じで誕生したんだろうか♪

「数奇な誕生」とは書いたものの、ブドウ樹は南極大陸を除くあらゆる大陸で栽培され
る(!)ほど環境に対し高い適応能力を持つ植物で、新しい環境下では突然変異を発生
させることで知られる。
だから世界中にはこんなにもワインがあって楽しませてくれる。
その順応性、人としても見習いところだ。



9 月にリオハに久しぶりに行く機会があった。
リオハを代表する 4 ワイナリーを訪問させてもらい、またリオハに対する認識を
新たにすることができた。

リオハはよく「クラシック」か「モダン」か、とスタイルを分ける。

クラシック  -  古いアメリカンオーク大樽で長期間熟成
       レセルバ、グラン・レセルバなどでカテゴリー分け
モダン  -  ステンレスタンクで醸造、温度管理、フレンチオーク小樽で熟成

でもそれは邪道。
そんなはっきりと分けることはできないし、その間ともいえるスタイルも存在
するし、この分け方は醸造の部分しかなく、栽培の面では何も区別されていないし、
この生産者はクラシック、この生産者はモダン、と分けること自体が愚問とも
いえるとにかく様々なスタイルがリオハには、ある。
その当たり前のことがリオハではあまり当たり前に見なされていない気がする。

結局は、生産者、なのだ。

DSC04997.JPG

フレンチオーク小樽で熟成するい
わゆるモダンリオハの代表。
リオハ・アルタに位置するワイナ
リー。伝統も大事に、歴史的にワ
イナリーが集中していたアロ駅周
辺のエブロ川沿いにワイナリーを
建設。
リオハは、リオハというブランドを
重視したため、毎年の品質安定を
図り、3 つのエリアに分かれるリオ
ハの様々な畑のブドウを混ぜて醸造
するのが普通。
いわゆるモダンリオハの中にも、
そういう生産者は多い。
しかし、ロダは、古樹の素晴らしい畑や様々な異なる環境の畑を厳選し所有、
有機栽培、それぞれの区画の違いを大事にテロワールを表現するワイン造りをする。 

DSC05000.JPG

とても深い地下セラーでワインが眠る。

徹底した畑の管理や最先端の醸造技術と
設備を駆使、トップキュヴェ シルシオンは
最高な品質の時のみリリースされる。

タンニンに甘みがあって樽が主張し過ぎず
果実味豊か、複雑味、エレガンス。
良質なブドウのクオリティを感じるワイン
たちだ。










DSC05020.JPG

ビニャ・トンドニアで知られる。
1877 年の創業以来、当時からの
方を今日まで受け継ぎ貫いて
いる。
様々な変化を生きてきたリオハの
中で頑なに守る伝統。潔い。

・アメリカンオーク古樽での発酵
 熟成
・リオハ中の区画をブレンドしま
 くるのが当たり前のクラシック
 生産者の中で初めから単一区画
 にこだわって造る数少ない生産
 者の一つ

DSC05035.JPG

・「一つの区画からは一つのワイ
 ンを」がコンセプト。テロワー
 ルの徹底的な表現を重視するた
 め、グラン・レセルバ以外のワ
 インはビンテージによる変化は
 重視せず、その年年の変化に影
 響されないようリザーブワイン
 を一部添加することを公言。
・古いアメリカンオーク大樽で長
 期間熟成する白・ロゼも造る。





スペインで最も高品質ワイン造りの歴史が長い産地、リオハ。それでもまだまだテロ
ワールが持つポテンシャルを表現し切っていない生産者が大部分でもっともっと発展
していかなければならない、志を高くもたなければならない。
これからリオハはもっと面白くなっていくだろうか。
そんな問いに期待を持って Yes と答えたくなるような生産者がこのペドロ・バルダ。

DSC05053.JPG
ワイナリーとはいえない自分のた
めだけに造っているかのような超
小規模で、リオハのログローニョ
大学でブドウ栽培学を教える傍ら
代々受け継がれてきたバルダ家の
畑のなかから最高の区画を譲り受
けて最高のワイン造りを目指す。
まだ若干 30 歳。
様々な国での経験をもとに地元に
戻り、リオハの中でも高品質ブド
ウができるサン・ビセンテ・デ
ル・ソンシエラの恵まれた環境に
ある畑、平均樹齢 70 年のテンプ
ラニーリョ、超低収量で、生態系
を大事にする栽培法で、そして酵
素も酵母も SO2 も無添加で造る。

低密なテンプラニーリョの房.JPG

ブドウの純粋さをワインで表現したい。SO2 
無添加でも素晴らしいワインができることを
証明したい。今までのリオハのどれとも違う
ブドウの高いクオリティをしっかり感じられ
るエレガントで緻密で、そしてフレッシュさ
や深さがあるテンプラニーリョ。

ブドウのつるを見ればその樹がどんな風に成
長したかがわかる、と目を輝かせて説明して
くれて。粒全体に日照が当たり湿気を溜めに
くい低密の房を特に選ぶそう。
畑と会話して良いワインを造ろうという姿勢
は素晴らしく、これから彼の今後もとても
楽しみだ。




④ アベル・メンドーサ・モンヘ

DSC05094.JPG

1988 年創業。
リオハのワイナリーの中でいわゆるブルゴーニュの
ヴィニェロンに最も近く高い評価を得ている生産者。
17 Km ほどの中で 36 もの様々な土壌や環境が異な
る小さな区画の一つ一つを大事に有機農法で育てる。
それぞれが醸造家、ブドウ栽培農家出のアベルさん
とマイテさん夫妻。2 人でほとんどの作業をし、
「ブドウ樹を理解する」ことに最大の情熱を注ぐ。

リオハには 18 世紀頃には固有品種が 90 品種ほど
存在したという。
それが、栽培しやすいテンプラニーリョにとって
かわられ、絶滅したり、その危機に瀕する品種がリ
オハにも多くあるのだ。
現在確認されている固有品種は 15 品種ほど。

abel.jpg


アベル・メンドーサの夫妻は古樹からマッサール・
セレクションをし、マルバシア・リオハナ、トゥル
ンテス(ガリシアのトロンテスとは異なる)、テン
プラニーリョ・ブランコなどを復活させている。

この小さな生産者は、国内でも国外でも余り知られ
ていない存在だけど、テロワールに即したワイン造
り、彼らの哲学、情熱、ワインのクオリティから
必ず知らなければいけない生産者の一つだ。

ジャン・レノに似てるアベルさん、笑
とっても気さくなお二人。








産地ごとに傾向があって、それが一括りに語られることはある程度しょうがない。
生産者一つ一つを理解するの大変なこと。
だけど、だからこそ、あまり情報に頼らず、出会うワイン一本一本の液体を
素直に感じようとする姿勢が大事なんだと思う。

これらの生産者を訪問させていただく機会を得た K ご夫妻にも心から感謝。
バルセロナの娘より。

rioja.jpg


 

DSC00468.JPG

 

まだ震災前の東京の朝。

高層ビルの森!

大都会だけど、雲一つない空に澄み切った空気が

気持ち良かったの、覚えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DSC00443.JPG31~4日に幕張メッセで開催され

フーデックス

初めて来場することができて、

様々な展示を見て回れた。

 

とにかくおぉおきぃいい!

 

もちろん、やっぱり、メインの行

先はスペインブース♪

例年よりも規模が大きいそうで、

スペインの注目ぶりが伺える。

 

どうしても試飲したかったのが、

ベンハミン・ロメオのワイン。

フーデックス直前に、なんと日本に

も入っていることを知り!

トップキュヴェの「コンタドール」、

自分では買えず(笑)飲んだことなっ

たので、是非飲んでみたく!

 

Benajmin.jpg「コンタドール」とは、20042005で連続してパーカー氏が100点満点をつけたリオハの赤。

以来、世界中から引っ張りだこの造り手、ベンハミン・ロメオ。

 

一度、バルセロナでワイン会に参加したことがあって、ベンハミンの話を聞きながら試飲して、

印象に残っている。(その時はもちろん「コンタドール」はなく、笑)

 

DSC00474.JPG

日本で扱われているのはグルメミートワールド

世界中のありとあらゆるグルメなお

肉を扱われていて、スペインの生ハ

ムや生肉も最高のこだわりのものば

かりを扱われている評判の会社。

そのグルメミートワールドがベンハ

ミン・ロメオを扱われている。

ベンハミンのワインを扱えるって、

超こだわりで思慮深いベンハミンに

絶大の信頼を得たから

なのだろうな、と思う。

 

スタンドでも素晴らしい生ハムを試

食させてくれていて、大盛況。

 

 

 

とにかくとにかくこだわりの方!

これがそのワイン会でちょっとお話を聞いた時のベンハミンの印象。

 

リオハの伝統的なワイナリー、ボデガス・アルタディで15年ワイン造りに携った後、もっと

個性的なワインを造りたいという思いを実現。最もいいブドウと畑を探すことから始まり、

自分が本当にいいと思えるワイン造りの徹底研究をし、今のワイナリーを立てた。

 

benjamin2.jpg

自分の管理下に10種類の異なる土壌

15種類の方角を向いた、22の異

なったぶどう畑を持ち、

「どれ一つとっても同じ緯度にある

畑はない」と。

野生に近い茂みの中で鍛えられたブ

ドウの古樹は全てビオディナミに

よって栽培。厳しい剪定、収量の制

と、可能な限り最高のブドウを造る

ためにできることは全てする。

 

* 写真はグルメミートブログ より

 拝借しました。

 

 

カタルーニャのチャレッロやガルナッチャ・ブランカをブレンドして造る白「マシソ」や、

リオハで造る2つの白、そして5種類の赤、ベンハミンが造るその全てのワインをグルメ

ミートワールドが直輸入、日本で楽しむことができる。すごい。

みんな引っ張りだこのワインたち。

 

スタンドで貴重なワインを飲ませていただき。。。

 

私の好みで特筆したい一本「ラ・ビーニャ・デ・アンドレス・ロメオ」

 

andres.jpg名称 : La Viña de Andres Romeo 2008
品種
: Tempranillo 100%
産地
: DOC Rioja
生産者 : Bodega Contador

 

10,000ℓのフードル(オーク)で

発酵し、フレンチオーク新樽で18

か月熟成させたテンプラニーリョ。

濃いガーネット色に対して口の中の

エレガンスのコントラストが素晴ら

しく、濃厚なんだけど軽やか、パ

ワフルだけど繊細、背骨がしっかり

あって、樽使いも絶妙、バランスが

素晴らしく、ずっと飲んでいたい。

15%近くあるアルコール度、感じない。

 

人生70余年の全てをブドウ栽培に捧げてきたベンハミンの父アンドレス・ロメオに敬意を表し

造られる。

 

ベンハミンのワインは、一貫してブドウのピュアさ、ポテンシャルを最大限に引き出すため、

安定化処理もフィルターも一切しない。生産量僅かに5,500本!

 

リオハはクラシックとモダンなスタイルとに分けられるとよく言われるけど、ベンハミンの

ワインはそのどちらでもなく、彼自身のスタイルをしっかり確立していると感じる。

それはスタンダードのものから至高の「コンタドール」まで、一貫している。

ブルゴーニュ系のスタイルを目指したいというベンハミンの好みもわかるワインたち。

 

GourmetMeatWorld_6.jpg

「コンタドール」はやっぱりすごかった。

彼の畑の11の区画、樹齢が古く(70100年)収

量が最も低い、いわゆる最良のブドウができる畑か

らのブドウのみを厳選してフレンチオーク新樽で

18か月。

試飲させていただいた2008は、まだ硬さがあって、

若いけど、樽使いの絶妙さ、果実、酸のニュアン

スなど、すごいポテンシャルで10年経ったらどん

な怪物になるんだろう、と思わせてくれる赤だった。

「コンタドール」は20042005と連続してパー

カー100点を取ったことで有名。

ベンハミンは

2005は自分にとって最高の出来。

でも2004100点じゃない。」

奢らず、厳しい目で常にワイン造りに接する彼の

想いが伝わる。

 

貴重な試飲を本当にありがとうございました! 

 

 

 

2週間前から我が国、日本に来ている。
海外生活が長くなればなるほど、私にとっては日本は恋しくなるし、一時帰国が
長ければ長いほど嬉しい。何をするというのでもなく、ただいるだけで、嬉しいのだ。
それもこれも、日本の家族や友達が元気でいてくれるから、安心できるのだろう。
今回は、ワインの受験生として来たので、一人で、1ヶ月ほどと、長く滞在できる
のが嬉しい。お母さんの料理を食べ続けて早2週間。驚くほど体調がいい。
そして、世界中の美味しいワインを楽しめる環境、やっぱりたまりません、ニッポン!

それでもやっぱり第二の故郷、スペインのワインが日本でどんな風に楽しまれて
いるのかは気になる訳で。

fotos 033

ずっと行きたかった魅力的なスペインワインが揃う池袋にあるワインバー、エスペルト
妹と遊びに行ってきた。

fotos 049
(ぶれてしまって申し訳ないです。。。)

オーナーは、ワインショップ「ワイナリー和泉屋」さんの社長、新井さん。
オンラインのワインショップを見るとよくわかるが、世界中の品質と価格を追求した
ワインが勢ぞろいしている。新井さんは「ボルドーワイン最高評議会」が任命し、
世界に5000人ほどしかいない、コマンドリー・ド・ボルドーの称号を叙任されるなど、
とにかくワインに関する知識・専門性・貢献度が高く、素晴らしい方なのだ。
そしてそれを全く感じさせない気さくなお人柄が私は大好きだ。
常々思うのだけど、ワインの専門家の中で、なんだかブルジョア気取りで、上から
目線的な人を良く見かける気がするのだけど、結局何がワインを魅了するのか、
ワインを楽しくさせるか、というのは人なわけで。ワインに対する情熱、造詣の
深さだけでなく、気さくさ、オープンな姿勢、どんな人でもワインを楽しめるという
雰囲気を造れる人にやはり人は集まると思うのだ。
新井さんはそれを持ってらして、本当に大好きな方だ。
このワインバー・エスペルトがそれを体現していると思う。
気兼ねなく入れて、気軽に上質のワインを楽しめる雰囲気が、ある。

そして、その新井さん、13、14年前に飲んだピーター・シセックのワインがきっかけ
でスペインワインに興味を持つようになり、2005年頃に素晴らしいワインに出会い
その品質に対しての価格がフランスの同格に比べて安く、衝撃を受け、更にスペ
インワインに傾倒、3年前にエスペルトをオープン、スペインワインの輸入もされて
いる。現地に行くと欲しいものだらけだそうで、ネット販売で取り扱われている
約800種のワインのうち、200種はスペインワインで占められているそうだ。

新井さんは、スペイン、フランスとの国境近く、アンポルダにあるワイナリー・
エスペルトのワインを扱われており、このワイナリーと契約して、ワイナリー名を
冠したワインバーになっている。
エスペルトは、幅広いラインナップで、大変リーズナブルで上質なワインを造り、
エチケットも、バルセロナオリンピックのキャラクターデザインをした、ハビエル・
マリスカル氏がデザイン、すごくステキなのだ。
そうしたワインだけでなく、スペインの素晴らしいワインをメインに常時10種類
以上のグラスワインが楽しめ、スペイン・イタリアン系のお料理もとても美味しい。

fotos 039
スタイリッシュな店内。

fotos 037
美味しいお料理。

fotos 063
ハビエル氏のかわいいデザイン。

fotos 053
壁中に新井さんが懇意にする生産者の新井さんに宛てたメッセージが所狭しと
書かれている。これは新井さんの大の仲良し、ラウル・ペレス。
全部は読めないけど、新井さんを家族のような大事な存在、新井さんが不可能を
可能にしてくれた、ようなことが書いてある。ステキだなぁ。

プラド・エネアの1994ビンテージを戴いた!

prado enea

名称 : Prado Enea 1994
品種 : Tempranillo主体、Garnacha, Graciano, Mazuelo
産地 : DOC Rioja
生産者 : Bodegas Muga
タンク熟成1年、樽熟成4年、瓶熟成3年。
さすが、良いビンテージのクラシックリオハ、素晴らしい味わいだった。
古樽の長熟、瓶熟で、15年経った今も、果実の新鮮さも感じられ、
良いコンディション。

fotos 038

名称 : Volnay Cailleret Ancienne Cuvee Carnot 2005
品種 : Pinot Noir 100%
産地 : AOC Volnay
生産者 : Domaine Bouchard Pere & Fils

そしていただいたヴォルネも、ステキだったーー。。。
ピノ・ノワールのかぐわしさ、繊細さが感じられる。絹のようにエレガント。
複雑味もあって、いくらでもいけます。
新井さん、「ブルゴーニュもいいけど、やっぱり時間が経ってからの
ポテンシャル、力強さなんかは、ラウル・ペレスのワインには叶わない」と
おっしゃってました。スペインで大注目の天才醸造家、ラウル・ペレス。
彼のワインとブルゴーニュなどのワインを知り尽くした新井さんだからこそ
のハイクオリティなコメント。

新井さん、本当にありがとうございました。
ソムリエの渡邊さん、スタッフの裕子さんもとってもフレンドリーで、和気
藹々とした雰囲気、ファンになりましたー!
また遊びに行きますねー。

fotos 044
セラーに並んでいたラウルの蒼々たるワインたち!

ワイン通販サイト、ワイナリー和泉屋は、フランスやイタリアを始め、おいしいワインを販売します

He estado en un bar de vino, Espelt , situado en Ikebukuro, Tokio.
Lo conocía y quería ir desde hace tiempo porque lo lleva Sr. Arai, dueño de
Winery Izumiya . Sr. Arai es super especialista de vinos del todo el mundo y
vende vinos de todo tipo del todo el mundo. Últimamente, sus vinos favoritos
son los de España y trabaja con muchos vinos españoles, sobre todo con
precio/calidad muy competitivo. También vende los vinos escasos y valiosos
como por ejemplo los de Raúl Perez en su total exclusividad. Es impresionante
los vinos que tiene!
En el bar Espelt, puedes disfrutar siempre más de 10 tipos de vinos en copa,
verdaderamente de super seleccionados y de buena calidad. Los tapas y los
platos son españoles, italianos, etc, muy ricos.
Más que nada me encanta el ambiente que tiene Sr. Arai y el bar, muy abierto,
simpático y relajado. En la pared, se puede disfrutar muchos mensajes escritos
por las bodegas con quienes trabaja, da alegría.

Wine Bar Espelt
1-13-21-1F Minami-ikebukuro, Toshima-ku, Tokio 171-0022
Tlf. 03-3987-3660

Sin lugar a dudas, es el mejor bar para mí donde se puede disfrutar los vinos
españoles de primera línea!

感動覚めやらぬまま、朝を迎えた。
興奮しながら、緊張しながら、見守った決勝戦。
サッカー欧州カップ、スペイン代表の44年ぶりの勝利。
スペイン独特の地域性を越えて国がひとつになったその雰囲気も何だかすごく嬉しくて。
片手にはやっぱりワイン、だった。

ベンハミン・ロメオ。
彼のスーパースパニッシュContador 2005でパーカー100点を取ったワイン界の時の人。

その彼が造ったPredicador。Contadorなどの作品の弟分的な存在。
ずっと飲んでみたいと思って購入してあった。

20080701065759.jpg

名称 : Predicador 2006
品種 : Tempranillo 90%, Graciano 10%
産地 : D.O.C. Rioja
生産者 : Bodega Contador

今までのリオハと、違う。強すぎない樽香とテンプラニーヨのスパイシーさにしっかりした熟果実の芳香。
口の中にとてもゆったりと豊かに広がり、残るタンニンの余韻が素晴らしい。深く、エレガント。
爽やかも保ちつつ。

スーパー・プレミアムを造るべく、15年間働いたBodegas Artadiを去ったベンハミン。
そこで得たリオハの土地の深い知識とワイン造りの技術をもって一人きりのワイン造りの旅に出た。
最もいいブドウと畑を探すことから始まり、自分が本当にいいと思えるワイン造りの徹底検討。
結果、10種類の地質で15種類の方角を向いた、22の異なるぶどう畑を所有、その全てをビオディナミに
より栽培。両親が農家の息子、当初は両親のガレージを借りてワインを造る。Contador, Cueva del
Contador, そして父の名を冠したViña de Andrésが誕生。これらは少量生産で価格的に一般庶民には
手の届かないものばかりで、一般の人達にもベンハミンのワインを楽しんでもらおうと、造ったのがこの
Predicador。Predicadorは2004年がファーストヴィンテージ。全てフレンチオークを使う。
Contador、Cueva del Contador、Viña de Andrésは新樽を使用、Predicadorは二回目の樽を使う。
約18ヶ月樽熟。またブドウの樹もContador, Cueva del Contadorは70〜100年の古樹のブドウを使うのに対してPredicadorは比較的若いもの。こうしてコストを抑え、でもベンハミンのスタイルに忠実な
赤を造った。

つい先週の土曜日('08年6月28日)にプロジェクトの最終段階として新しい醸造所が完成、ワイナリー
Bodega Contadorを開業。

最高のワインを造る術を知り、これ以上にない評価を名実共に勝ち取ったベンハミン。
それでも彼は言う、「まだまだワイン造りはこれから」。

20080701070527.jpg

ちょうど手にしたPredicador。翌日、偶然参加できることになった彼の試飲会。
Predicarは「明示する、証明する」の意。今まで高いワインしか造ってこなかったベンハミンが、コスパの
良いワインも造れるのだということを証明しよう、との意味で名付けたという。
彼の色んな話を聞いていたら、昨日は「Predicador」が二つの意味を持っていたことに気付いた。
みんなが楽しめる素晴らしいワインを造れることを証明したベンハミン。
夢は夢で終わらない、信じて最後まで闘えば夢は叶うことを証明したスペイン代表。
Predicador、勝利の祝杯には最適だったんだ。

スペインといえばワイン、スペインといえば生ハム。
当たり前のように生ハムとワインが対にされ、理由はよくわからないのに、生ハムとワインの絶妙な
マッチを口中で感じて酔いしれる。
生ハムは肉製品だから赤ワインが合う、そういう簡単な説明だけでは納得できない何かが生ハムと
ワインの間には存在する。
ワインも五万とあり、生ハムの種類も五万とある。それぞれの味わいで合うものも変わってくる。
好みによっても、生ハムのような味わい深いものを食べるとき、その味わいを適度に洗い流してくれて、
次の一口に備えさせてくれるワインを好む人もいれば、その味わいが消えてしまわないよう、同じような
まろやかで味わい深いバランスを取ってくれるワインを好む人もいるから、なかなか一概には言えない。

最近、バルセロナで見つけた生ハムショップ&バル。一度行ってみたくて、友達につきあってもらった。
Reserva Iberica
c/ Aragon 242
tel/fax +34-93-272-4974

entrada.jpg

観光に訪れるガウディのカサ・バトリョからすぐ近くのグルメショップ。このお店の良さは、とにかく色々な
種類の生ハムやソーセージ類が売られており、その場でスライスして真空パックもしてくれる。
また、お店の奥にはバルもあって、生ハムと一緒にワインを楽しむことができる。

jamonvino.jpg

bar.jpg

色々な生ハムを少量ずつ試すことができるのはすごく魅力的だと思う。
このお店、メインは業務用商品を販売・輸出しているという。

ここでいただいたのは赤ワイン。リオハとプリオラートの赤を試した。
生ハムは、高級生ハムイベリコベジョーダ 5J。

20080602015542.jpg

このまろやかな甘み、脂味、塩味に合うのはどっちだろう。

20080602015724.jpg

名称 : Gine Gine 2005
品種 : Garnacha, Carinenya
産地 : D.O.C. Priorat
生産者 : Celler Buil & Gine
http://www.builgine.com/iniciflash.asp

20080602015732.jpg

名称 : Viña Real Crianza 2005
品種 : Tempranillo 90%, Garnacha, Mazuelo, Graciano
産地 : D.O.C. Rioja
生産者 : Viña Real (CVNE group)
http://www.cvne.com/desarrollo/html-i/real-i.html#

結果、私の好みはリオハだった。
もちろんワインの種類にもよるのだけど、プリオラートは厚みがあって、複雑でとても味わい深いんだけど、
その強さに生ハムの繊細な味わいが隠れてしまう感じでバランスが取れていないって感じた。
代わってリオハはもっと軽く、爽やかで、生ハムの味を前面に出して縁の下の力持ち的な存在だった。
少し酸が気になったけど。

他に、生ハムはフィノやマンサニーヤ、樽熟したまったり白も合う。色々試していきたい。

日本でスペインの生ハムを販売されていて、とてもお世話になっている田村さんが運営されるグルメミート
ワールドさんを紹介したい。
http://www.gourmet-meat.com/
生ハムのみならず世界中のグルメミートを自身での足で歩いて、見て、自身の舌で厳しく評価した商品を
多種輸入・販売されている。企業が所在する日光の涼しい気候がスペインから取り寄せた生ハムを
適度に熟成させるのに最適で、そうした細心の管理も怠らないこだわりの生ハムのプロ。
こうした方々の絶え間ない努力が、日本市場に世界中の美味しいグルメを提供し、消費者が楽しむ
ことができる。
(★追記 : ちなみに08年10月よりAmazonでも、販売スタートされました!お買い求め易いですね!)

生ハムもワインもヨーロッパで共に長い歴史を分かち合ってきた。
その間に培われた伝統や職人技が言葉では説明しつくせないハーモニーを築きあげたのだろう。
この融合を楽しめる瞬間は至福の時だ。。

リオハ、最終日の訪問先はDinastia Vivanco。
Haroから9kmほど東に行ったBriones(ブリオネス)という村の外れにあるワイナリー。

20080302231453.jpg

このワイナリーの存在を私は知らなかった。個性的なボトルなだけに気付くと思うのだけど、バルセロナ
でも見たことがない。。とにかく、素晴らしかったのだ、この訪問。100年以上の歴史あるワイナリーの他に、
ワイン博物館も併設されていて、このワイナリーの特徴や醸造方法だけでなく、ワイン全般の知識を提供
してくれる。この博物館があるのを知って、どうしても来てみたかったのだ。

詳細に渡ってひとつひとつの工程をとても丁寧に説明してくれたワイナリー訪問。

20080302231316.jpg

栽培方法はギュイヨ・ドゥーブル式。機械化に対応し、太陽の光の入り易さなど効率も上がることから、リオハでもゴブレ式から替える栽培者が多いという。
害虫よけのカプセルが見える。丸まった石ころだらけの土壌。水はけが良い。

20080302231326.jpg

抜けるような青空に、にわか雨の後の虹が。
山に囲まれたRioja Altaは、Sierra Cantabriaが冷たい北風を防ぎ、中央高地からの過酷な夏の熱波を遮り、四季を通じて平均して雨に恵まれ、ブドウ栽培に最適な気候条件。

20080302231333.jpg

センサーがあって水を蒸発させたものを時に噴出させてセラー内の湿度を一定に保つ。

収穫は手摘みで、小さい箱を使い、ブドウを痛めないように配慮。

20080302231343.jpg

20080302231402.jpg

選果後、破砕し、床の穴を通じて下の階の樽にマストが入る。ポンプで汲み上げるやり方ではなく、必要以上の酸化を防ぐため、こういう重力に任せた方法をとっている。

主発酵の前に低温でブドウの房、実、皮を全て寝かせることで、香り、色素、タンニンを最大限に抽出。このマセラシオンからオークの樽を使用して(ステンレス槽を使うワイナリーが多い)、更に味わい・香り豊かなワイン造りを目指している。

20080302231413.jpg

マロラクティック発酵 樽の口にコップが置いてあるのは、carbonicaを出して、蠅などの虫を樽に入れないようにするため。

20080302231424.jpg

全てフランスオーク樽で熟成。

そのこだわりのワインをテイスティング。

20080302231501.jpg

色 : 赤
名称 : Dinastia Vivanco Reserva 2001
品種 : Tempranillo 90%, Graciano 10%
産地 : スペイン D.O.Ca リオハ
生産者 : Dinastia Vivanco
http://www.dinastiavivanco.com/bodega/bodega.asp

テンプラニーヨらしい酸味とタンニンがしっかり効いた長熟向きのレセルヴァ。
上品で複雑な味わい。

博物館は、世界のワインの歴史、リオハのワインの歴史、ワイン醸造方法、熟成のしくみ、醸造道具の今昔、樽・瓶・コルクの詳細説明など、テーマごとにはっきりと分かれていて、大きなテーマから小さなテーマへと展示がされていて、大変わかりやすかった。

20080302231433.jpg

またもやすごかったのが、野外に作られたぶどう畑。
世界中のワイン用の品種を集めて管理している。

20080302231444.jpg

徹底的に研究され、どの品種もきちんとブドウが熟すというからすごい。
この土地はどんな品種にも最適ってこと?

ほんとにステキな旅になった。
これから飲むリオハは、触れた心地よい風、山から下りるエブロ河の豊かな水、遠くにそびえる
カンタブリア山脈、朝晩の温度の違い、太陽の光、ワイン造りに携る人たちの顔顔、そういった
思い出と共に楽しめることだろう。
また違う季節に行きたい、リオハ。

Bodegas Mugaと同じアロの町にあるBodegas Roda。
最も伝統的なワイナリーが多く集まる駅周辺地区、そこから郊外へと続く道を行くと、高台に大きく
「RODA」という文字が浮かぶモダンな建築のワイナリーがある。

20080216204937.jpg

このワイナリーの歴史は、創業1987年と浅い。それでもこのワイナリーの最高峰赤Cirsiónはスペインの
ベスト赤に選ばれたりと、早々に高い評価を得、注目されている。レセルバのみを造る、このワイナリー、
一度も飲んだことがなく、でもすごく気になっていた。

このワイナリー、実はカタルーニャの実業家夫婦が創業したのだそうだ。Rotllant-Daurella、二人の頭文字をとって「RODA」となったのだそうだ。そしてラベルのシンボルはアザミ(cardo)。奥様が好きなのだそうだ。

いいワインはいいブドウから。この精神を基本に、良いブドウ畑探しにこだわりまくったという。
三方を山脈に囲まれ、その間をエブロ川が流れる、リオハ・アルタ地方は、畑の場所によって、気象条件も土壌分布も異なる。「畑がワインを通して透けて見えるようなワイン造りを心がける」というこのワイナリーの運営責任者アグスティン・サントラーヤの言葉。その通りに、年ごとに異なる気候が生態系に与える影響、それを最も反映したブドウの実る17区画を選んだ。全てが樹齢30年以上のブドウであるという。また、リオハにある様々な異なる特徴のテンプラニーヨを多く観察し、その中で最良のクローンを選ぶなど、日夜研究も怠らない。

ブドウ栽培はもちろん、醸造にも細部へのこだわりを見せる。

20080216204919.jpg

収穫時は、ブドウが傷まないように15〜18kgほど入る小さな箱を使用。
下から上(写真の窓)にコンベヤーでブドウを上げて(落ちるインパクトで傷つけないように。このやり方、RODAがパイオニアだそう)、厳しい選果を行う。

20080216204909.jpg

bodega04_02_gran.jpg

アルコール発酵から全てオーク樽を使用。100%フレンチオーク。
ここからして、伝統的なリオハ赤とは違うものを造ろうとする姿勢がうかがえる。
マロラクティック発酵は小樽に移し変えて行う。クオリティ高い赤を造るワイナリーはみな、マロラクティック発酵をオーク樽でやっていた。

bodega04_gran.jpg

マロラクティック発酵は最新技術を駆使した近代的なセラー。
輻射熱を放出する床で、空気を動かすことなく温度を管理。
センサーで、湿度を管理しながら、必要な時には蒸気を出して湿度を上げる。
発酵が終了すると、北向きの窓を開放して、冷たい北西風を入れ、自然の空気でワインを安定化する。
その後、地下セラーで14〜18ヶ月熟成、瓶内熟成2年を経て、市場に出る。

20080216204929.jpg

thumb-Roda-2002.jpg

そのこだわりまくりのワインをいただく。

色 : 赤
名称 : Roda reserva 2003
品種 : Tempranillo 85%, Graciano 11%, Garnacha 4%
産地 : スペイン D.O.Ca リオハ
生産者 : Bodegas Roda
http://www.roda.es/

RODAブランドの2種類[RODA」「RODA I」のうちの「RODA」。
この2種類、特徴が明確に区別されていて、同じレセルバでも「RODA」は赤果実系、
「RODA I」は黒果実系なのだそう。
「RODA」は明るく、透明感のある赤、伝統的なリオハ赤レセルヴァは縁がレンガ色をしているけど、
これは桜色。口に含んだ味わいも、素晴らしかった。リオハレセルヴァより、ブルゴーニュのような複雑さ、
上品さ、爽やかさが感じられて、本当にびっくり。全く新しいリオハスタイルだ。
タンニンもすばらしく、果実味と樽からの風味が調和、重すぎずとても豊か。
心から、本当に素晴らしいワインに出会えた、と思えた瞬間。

そして、素晴らしかったのが、見学の案内役のエドゥルネさん。バスク人だからなのか、
素晴らしい教養、エレガンスを身につけ、細部にわたったきめ細かいサービス精神、自分のいる場所
を愛する気持ちに溢れていて、本当に楽しめた。
大きな客だけを大事にするのではなく、末端にいる私たち消費者という小さな客を大切にする姿勢には
感銘を受けたし、そういう人たちが造りだすワインはやっぱり素晴らしいのだ。

20080216204953.jpg

そのエドゥルネさんが薦めてくれたアロのレストラン。
スペインでも有名な子羊のブラセリア(炭火焼)、「Terete」。
羊肉はあまり好きじゃないのだけど、ここの子羊は臭みがなく、柔らかくてすごく美味しかった。
そしてこれまたリオハ名産のじゃがいもで作ったフライドポテト。シンプルこそベストですな。

20080216204945.jpg

Pimiento de piquillo。この地方が名産の一品。
赤ピーマンを焼いてオリーブオイル、ガーリック、ビネガーなどで炒めたもの。
たかがピーマン、されどピーマン。この甘み、歯ざわりは美味。
カタルーニャでは冷たい状態で食べるのをよく見るけど、こっちでは温かくして食べる。

20080216205010.jpg

店先に焼かれるのを待つ子羊たちが。。。
食べる前に見なくて良かった。。

はい、まだ続くリオハ。

ワイン産地を旅することの魅力は、その土地の人々、文化、自然に触れ合うことで、その土地のワインを飲む時に、明確なイメージを持って、かつステキな思い出と共に楽しめることにある。

どうしても行ってみたかった、リオハ。旦那の誕生日も兼ねて、2日半の旅に出た。

サラゴサを抜けて、ログローニョ方面へ向かうとすぐにD.O.Caリオハは始まる。平地にぶどう畑が一面に広がりだすこの地域はリオハの3地区の中のリオハ・バハにあたる。他の2地区(リオハ・アルタ、リオハ・アラベサ)に比べ、地中海性気候の影響をより受けるため気温も高め、アルコール度の高いロゼと赤が造られる。

ログローニョを過ぎ高速を更に進むと、南西のデマンダ山脈、北部のカンタブリア山脈が遠くに見え始め、標高も徐々に増していく。リオハ・アルタ、リオハ・アラベサのある地区に入る。
標高が400〜600mで、周りを囲む山脈が中央高地からの過酷な夏の熱波を遮り、また北のビスケー湾から吹き寄せる冷たい北西風から守り、四季を通じて平均して雨に恵まれるため、ぶどう栽培には最適な気候。

この土地の主要品種、テンプラニーヨ。スペインのクオリティワインの代名詞。実は、大のお気に入りの品種ではない。渋み酸味はキレイだけれども、果実味が足りない。そう思ってしまう。
でもほんとにそうなのか、もっとちがうリオハ赤はあるはず、本当に美味しいと思えるものに出会えるはず、そんな気持ちでリオハに来た。

リオハ・アルタの中心地アロ(Haro)。Viña TondoniaのLópez de Heredia, Bodegas Muga, CVNE, Bodegas RODA, Bodegas Bilbaínas, Viña Ardanzaで有名なLa Rioja Altaなどなど錚々たるワイナリーが集中する町。19世紀にヨーロッパを襲ったフィロキセラ被害により、ボルドー地方を含むワイン産地が壊滅、それを機にボルドーから生産者たちがリオハへと移住。アロにはボルドーとをつなぐ鉄道の駅があったため、これだけワイナリーが集中しているのだという。

最初に訪れたのはBodegas Muga。

20080210005620.jpg

20080210005628.jpg

ひとつひとつの工程をとても丁寧に説明してくださった。

20080210005458.jpg

1856年に創立したMuga、とても由緒あるワイナリーで、今でも発酵、熟成共に全てオーク樽を使用するあたり、伝統、こだわりを感じる。
伝統的なリオハといえばアメリカオーク樽での熟成だが、ここではフランスオーク樽 60%、アメリカンオーク 40%を使用。

20080210005506.jpg

清澄処理は卵白と塩を少し混ぜ合わせたもので行う。タンクの大きさ、ワインのタイプによって260〜540個の卵を使うのだそう!化学物質の清澄剤を使うワイナリーも多い中、Mugaは一定して卵白を使用。こだわっている!と思いきや、他のワイナリーでそれをコメントしたら「いやぁ、ほんとな訳ないでしょー。マーケティングですよ。」だって。うーーん、ほんとかどうか。17個のタンクがあるから、本当に使うとすればすごい量の卵だ。
でもこうやって卵白と卵黄を分ける器具を見せてくれた。溝に細い穴が開いていて、卵白と卵黄の硬度の差で卵白のみが下に落ちる仕組み。

20080210005525.jpg

Mugaは自社の樽工場を持っている。樫の木から切った木材は1年間乾燥させる。内部を火で焼いて、その焼きレベルによってワインのクオリティに差をつける。

20080210005514.jpg

熟成セラーが地下にあるのは、熟成に適切な一定の湿度や温度を保ちやすいから。
セラーには北向きの窓があって、湿度が不足する時には窓を開けて湿度の高い北風を入れる。

20080210005539.jpg

澱引きは全て手作業。全ての工程の中で最も手間のかかる作業なのだそうだ。樽内の酵母、酒石などの沈殿物を底に残して上部のきれいなワインだけを他の樽に移す。
Mugaでは重力に任せて上の樽から下の樽に入れ替えるやり方。ポンプで吸い上げてやるより、沈殿物が入りにくいのだそうだ。最後のほうには、蝋燭を使って、沈殿物が入らないように気をつけながら注ぐ。根気のいる作業だ。

20080210005548.jpg

樽の洗浄 冷水と熱い蒸気を使って洗浄。見学したときは、白ワインの樽を洗っていた。なんとも言えない少し不快な臭いがした。熱い蒸気と樽に残った澱が反応し合ってこういう臭いを出すのだという。

20080210005608.jpg

ぶどうが十分に熟し、風味豊かな状態で収穫できるように、収穫量を調整する。熟す前にいくつかのぶどうを切除する。

ツアーの最後には赤クリアンサ2004とできたての白ビウラ2007をテイスティング。
白ビウラは爽やかなりんごの渋み、酸味が感じられて、できたての微泡、おいしかった!

伝統手法を大事にしながらも、時代のニーズに合わせながらクオリティワインを造り続けているワイナリー。
とてもステキだった。

20080210013138.jpg

宿泊はアロから北に5分のところにあるブリニャス(Briñas)。エブロ川沿いの小さな村、すごくステキだった。

20080210013130.jpg

夕食に発見したリオハの名物料理のひとつ。ぶどうのつるで焼いたお肉。収穫後の冬季に剪定したつるを使って焼くだけのシンプルなんだけど、なんともいえない木の香りが肉に染み付いて、すごく美味しかった。

20080210013122.jpg

リオハに行った友達の友達が言ってたって。リオハはどんなレストランのどんなテーブルワインも外さないって。ほんとにそうだ。ほんとに美味しい!

リオハに来て美味しいワインをたくさん飲んで、料理をたくさん食べたら今までずっと調子悪かったお腹もすっかり元気を取り戻した。ゲンキンなお腹である。(笑)

クリスマス・イブは毎年恒例で家族で集まってディナーでお祝い。 理由がクリスマスでも何でも、家族みんなが集まって楽しく過ごせることは嬉しいことだ。 スペイン母ちゃんのお料理はもちろん、毎年この時期に歌ってくれるスペインのクリスマスの歌を聴くと、あぁ、今年も終わるなぁとしみじみ感じる。 もうすぐ5歳になる姪っ子も一緒になってタンバリンたたいたり、歌ったり。 どこの家庭でも無くしてはいけないもの、あるって感じる。 いつもの美味しいスペイン母ちゃんの料理。 また今夜も腕を奮ってくれました。 羊肉の煮込み。 20080102072909.jpg ラードで羊肉を炒めてから、タイム、にんにく、玉ねぎ・トマトのみじん切りで煮込む。隠し味はぶどう。わずかな甘みが加わってとても美味。そして耐熱陶器(カスエラ)でぐつぐつ煮込むことで、アツアツで味わい豊かに出来上がる。うーーん、みんなでうなった一品でした。 美味しい料理、パーティ気分も相まって大人7名で飲んだワイン、カバは6本。 うちいくつか。 色 : 赤 名称 : Montecillo Crianza 2003 品種 : テンプラニーヨ 100% 産地 : スペイン D.O.Ca. Rioja 生産者 : Bodegas Montecillo 20080102072920.jpg 1874年設立のリオハの中でも最も古い歴史を持つワイナリーのひとつだそう。 伝統的なリオハ。 色 : 赤 名称 : Paisajes I 2000 品種 : ガルナッチャ 100% 産地 : スペイン D.O.Ca. Rioja 生産者 : Bodegas Paisajes y Viñedos 20080102073033.jpg 同じくリオハでもガルナッチャ。Finca Allendeでワイン醸造をするワイン造りの第一人者Miguel Angel de Gregorio が始めたプロジェクトによるワイン。毎年リオハで最も素晴らしいぶどうが収穫された畑を選び、そこのぶどうのみを使って個性的なワインを造っている。テンプラニーヨが主な中で、ガルナッチャ100%という面白い一本。重すぎず、タンニンや酸のバランスもキレイに仕上がっていて飲みやすい。個性的か、といわれるとちょっと疑問だけれども。 義兄夫婦が持ってきてくれて、みんなで大いに気に入った一本。 色 : 赤 名称 : Melius Diseño del Autor 2000 品種 : メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン 産地 : スペイン D.O. : Navarra 生産者 : Bodegas Melius 20080102072859.jpg かわいい姪っ子パウラも一緒に! D.O.ナバラの代表的なワイナリーのひとつ。そこで収穫したメルロー、カベルネをアリエ樽で20ヶ月丁寧に熟成させた少量生産の一本。カベルネのスパイシーさ、メルローの上品さとスペインらしい力強さが加わって、とても味わい深く、美味しい一本。ほんとにとても美味しかった。 この頃から右下腹部が痛みだしていて、なんだろう、便秘の痛みかなぁなんて思いながら食べて飲んでしていた。後になってそれが実は盲腸だったことは、この時には全く思いもしなかった!! (タイムラグありでごめんちゃい。)