DO RIAS BAIXASの最近のブログ記事

paco_etiqueta.jpg← これ、ワインのエチケット

です!

 

見ためもちょースタイリッ

シュなアルバリーニョ白

パコ・イ・ロラ

ガリシア州、リアス・バイ

シャスの海沿いの産地で環境

に優しいブドウ栽培、選り

すぐりのブドウで高品質かつ

コストパフォーマンスの高い

白ワインを造る。

しっかりした酸に支えられて

ミネラリーで海の香りも漂う

大好きなアルバリーニョ。

 

 

 

pacolola.jpg

 そのパコ・イ・ロラがガ

リシアのWeb2.0のマー

ケティング賞を受賞!

おめでとお!

確かにこの造り手の

サイト や

ブログ は

とてもスタイリッシュで

細部までこだわっていて

見ていて楽しいのだ。

全てにだわるってでき

そうでなかなかできない

ことだと思う。

美味しいだけじゃなくて

華やかで楽しいワイン!

ファッション業界でも供

されたり、ヴォーグ誌で

取り上げられたり、あの

ペネロペ・クルス主演のそれでも恋するバルセロナ」のプレミア試写会でも供されたという。

スペイン国内でも人気のワインになっている。

 

winekingdom_jan2011.jpg

そのパコ・イ・ロラ、日本で一番読まれているワ

イン専門誌ワイン王国」最新号の1月号で紹介

されている。

ワイン関係者だけでなくワイン好きな芸能人や文

化人など110人がそれぞれにお薦めのワインを紹

介する「最強のプレゼントワイン130本!」とい

う特集。

お薦めされている方は沢樹舞さん。

元モデルさんで、現在はワインスペシャリスト

として活躍されている。日本ソムリエ協会認定ワ

インアドバイザー、文筆家、ライフスタイル・

プロデューサー。食サイト「たべるの」を主宰。

「ワイン王国」でも「華やかデイリーごはん」と

いうコーナーも連載されている。

 

 

 

 

 

 

 

paco_maisawaki.jpg名称 : Paco & Lola 2008
品種 : Albariño 100%
産地 : DO Rias Baixas
生産者 : Rosalia de Castro

 

沢樹さん、パコ・イ・ロラを2009年からお気

入りで楽しまれているそうで、2009年に

飲んだ白ワインではベスト3にまで入るとか!

ワイナリー和泉屋さんとコラボして、沢樹さ

ん自身が主宰する食サイト「たべるの」で定

期的に企画される「たべるのセレクト」で

でもパコ・イ・ロラが紹介されている。

このセレクトセット、沢樹さん提案のワイン

と料理のマリアージュがついていて、ほんと

にクリエイティブでステキなマリアージュな

のだ。

サイトもブログも活動内容もほんとにスタイ

リッシュでアクティブで多才で、

そしておキレイで。。

沢樹さんこそ「全てにこだわる」方だと思う!(※写真は沢樹さんブログよりお借りしました)

 

mekajiki_taberuno.jpg

紹介されていたパコ・

イ・ロラのマリアー

ジュ。

めかじきのカラフル

野菜のバターポン酢

ソース掛け

(写真は「たべるの」

さんサイトからお借

りしました)

 

いつも惚れ惚れしな

がら拝読している

「たべるの」の沢樹

さんのお料理。

ステキだなぁ~。。

 

 

 

今夜、パコ・イ・ロラと共にこのお料理、作ってみよっかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバリーニョといえば、スペインの高貴品種の一つ。
ガリシア地方の大西洋に面したDOリアス・バイシャス、大西洋気候で、温暖、雨が多く、
アルバリーニョを栽培するのに適した産地。

201010250328421bd.jpg

そのDOの5つに分かれるサブゾーンのうちワイン生産の中心地ともいえるバル・ド・サルネス
(Val do Salnés)。
少し内陸に入った北部に流れるウミア川が流れる谷間の斜面にボデガ・ぺドラロンガは位置する。
写真だとちょっとわかりづらいけど、奥のほうに川が流れていて谷間になっている。

この造り手が造るアルバリーニョ、初めて飲んだ時そのしっかりした酸とミネラリー、芳醇さに惚れた。

201010250333104bb.jpg

名称 : Pedralonga 2009
品種 : Albariño 100%
産地 : DO Rias Baixas
生産者 : Bodega Pedralonga

100%手摘み、天然酵母のみで発酵、MLF、シュル・リーに3〜4ヶ月寝かせる。
初め少しブリオッシュ、バターなどの香りが。グレープフルーツ、青リンゴ、スパイシーも。
ミネラリー。長い余韻。なんか、そのナチュラルさがとても良くて。
97年が初ビンテージ。

201010250334069b7.jpg

造り手、ハビエル・バルデム。。
ではなく(笑)、ミゲル・アルフォンソ。
サングラスしてるからちょっとわからないけど、どことなく俳優ハビエル・バルデムに似ていて、
勝手にあだ名をつけてみた、笑。
陽気さの中にシニカルさもあったり、気さくで楽しい人だ。

代々ブドウを栽培続けてきたアルフォンソ家、お父さんも細々とワインを造っていて、
ガリシアのバル、レストランにバルクで販売していた。ミゲルも父のもとで1991年から
ワイン造りを始めた。彼ら自身のブドウで本当に良いワインを造ろうと1997年に創業。

201010250334558d9.jpg

お父さま、お母さま。ずっと畑とワイン造りを支えてこられた。

201010250336054d0.jpg

ミゲルの畑は、大部分のリアス・バイシャスの生産者と違って、垣根作り。
「日照が満遍なく当たりやすく、葉も広がって、換気もしやすく、木の高さも高めに
してあるため、湿度による病害も、棚作りと比べて変わらない」。
ただ樹勢のとても強いアルバリーニョは、枝をぐんぐん伸ばし、垣根作りだと、枝を上に
向けてあげないといけないなど、作業は大変。

斜面にある畑で、砂質、花崗岩質の土壌。

201010250337234ed.jpg

剥き出しの大きな岩が見えて、その上に畑がある。
ペドラロンガとは、「大きな石 (Pedra Longa)」の意。
畑の名前でもあり、エチケットにあるような花崗岩質の大きな石が多く見られる畑の個性を
純粋に表現したブドウで造るワインであることから。

畑は南向き、東から西に日の出から日没まで一日中太陽が当たる場所で日照量に恵まれる。
株数を多くし、収量を低くする(5000〜6000kg / ha (DOでの認可は最大11000kg)ことで
より凝縮度のあるブドウをつくる。
伝統に培われた作業技術と有機栽培で大事に育てる。アルバリーニョにかける情熱がひし
ひしと伝わってくる。

2010102503433685a.jpg

これ、みんな「ペドラロンガ」。
ビンテージごとにデザインが替わる。
ボトルの手前にある石たちがモチーフ、みんなミゲルの畑の実際の石たち。
なんか全部集めたくなるセンスの良いデザインでもある。

伝統を大事に、その土地固有のものを大事にするミゲルは、計7haの畑の中に、アルバリーニョの
他に、メンシア、カイーニョ、エスパデイロなどの黒ブドウ品種も栽培している。
メンシアは樹齢25年、カイーニョ、エスパデイロは樹齢約15年。
そして新しくソウソンも去年植えたそうだ。

Do_Umia_2006.jpg

名称 : Do Umia 2007
品種 : Mencia 60%, Caiño 30%, Espadeiro 10%
産地 : DO Rias Baixas
生産者 : Bodega Pedralonga

赤も少量で10年前から造っている。
プラスチックの発酵槽(開放槽)で、低めの温度で発酵、プレス、MLF、シュル・リーで
5000ℓのステンレス槽で1年寝かせる。

アルバリーニョの白「ペドラロンガ」はミシュラン三つ星のエル・ブジやセイェル・デ・カン・
ロカ、その他星つきレストラン多数にオンリストされている。

この白、日本にも入ったばかりで、手に入るらしい!

kaldi.jpg

カルディってお店、聞いたことがあるかもしれないけど、自家焙煎のコーヒー豆を始め、世界中のおいしい物、
面白い物、珍しい物を集めたフードマーケットで、全国的に展開しているお店。
私も何度か行ったことがあるけど、食べたく・飲みたくなる魅力的な品揃えでついつい
色々買ってしまう。

IMG_0331.jpg

こんな風にコーヒーサービスもあって、コーヒーを飲みながら店内を巡るオツな心遣いも
あってステキなお店。

もちろんワインも充実していて、そのカルディの以下のお店でペドラロンガが置かれているそうだ。

新越谷店、保谷店、中目黒店、笹塚店、三軒茶屋店、津田沼店、泉中央店、光が丘店、西船橋店、
八千代緑丘店、カディバッコ橋本店、札幌店、高輪店、横浜店、千秋店、上野店、新潟南店、
表参道店、新百合ヶ丘店、祖師谷駅前店、スナモ店、イーアスつくば店、横浜ベイクォーター店、
成増店、新浦安店、戸越銀座店、浜田山店、千歳烏山店、アリオ北砂店、仙台おおまち店、
下北沢店、吉祥寺店、西武東戸塚店、青葉台東急スクエア店、たまプラーザテラス

いいワインをきちんと評価して丁寧に扱っているこういうお店があることは嬉しい。

アルバリーニョは高貴品種の一つでリアス・バイシャスは栽培に最適な産地、と書いたけど、
でも、全てのアルバリーニョで造るワインが良いものかというと当然そういうわけではない。

リアス・バイシャスでは、約4000万リットルのワインが造られているという。うち、いわゆる
工業化した大量生産の大規模な造り手が5,6社あり、それだけで生産量の40%くらいになる。
残りは約190の生産者が占める。そんな状況だから、DOの統制委員会にはそうした大規模
生産者のエノロゴたちが多く、そうした生産者の利益になるような仕組みになっている部分も
あることは想像に難くない。

消費者はやっぱり造り手をきちんと見て評価すべきだし、本当に良いものを造る造り手を
評価し、そういうワインを楽しむべきだと思う。
魅力的な売り文句だけにとらわれず、なぜそのワインなのか、自分で納得できてワインを
楽しめるような環境作りが本当に大事だとつくづく思う。
スペインワインは特にまだまだ情報が不足しているし、タイムリーな情報も充分に届いて
いないと思う。売り手がもっと造り手の顔の見える、そしてスペインの今が伝わる情報を
もっと発信すべきだと感じる。

20101025040722108.jpg

ミゲルと奥様のマリアさん。
去年娘ちゃんが産まれたばかりで、公私共にこれからもバリバリやるぜっ!と
エネルギー溢れるミゲルだった!

RiasBaixasdic.08 157

これ、何の木だと思いますか。。。
そう、ブドウ樹です。
樹齢300年を雄に越しているアルバリーニョ。。。。
2008年に初めて訪れて見た時は、驚きと感動で声が出なかった。。
こんなに古いブドウ樹を見たのは初めてで、ブドウ樹がこんなに長生きする
ことも知らなかった。
日本と同じ棚造りが主な仕立て方のガリシア、樹勢の強いアルバリーニョは仕立ての高さも
手伝ってぐんぐん枝を這わせ、おばけみたいだ(笑)。

Galicia_21052010 051

ヘラルド・メンデス氏

1973年創業以来、約40年アルバリーニョのワイン造り一筋のヘラルドさんは、
リアス・バイシャスの指導者的存在。

DOリアス・バイシャスの5つのサブゾーンのうちワイン生産の中心地ともいえるVal do Salnés。
その北東部にはカストロベ山という低い山があり、メアーニョ村はその麓の小さな谷間にある。
もともと痩せたこの土地は、野菜などの食物を栽培するには適しておらず、ブドウ栽培が唯一
可能だったそうだ。ヘラルド氏の家庭も例外でなく、お祖父さんの代からブドウを栽培していた。
1973年、ヘラルドさんは、それまで自家用ワインのみを作ってきた環境を変え、ワイナリー
「ボデガス・ヘラルド・メンデス」を設立、現行の銘柄「ド・フェレイロ」は1986年にDOリアス・
バイシャスが原産地呼称として認定された年から付けられた。

栽培面積は約10ha。ガリシアで昔から採用されてきた小農制度により、10haの畑が100以上の
区画に細分化されている。うち1.5haほどの畑に樹齢300年以上の樹が植わる。
正確な樹齢は今でこそわからないが、1790年にその畑にブドウ樹が存在していたことを証明する
公文書が残っており、その当時の樹齢を正確に知ることはできないが既に大きく成長したブドウ樹
だったはずとのことで、おそらく300年は経っている、とヘラルドさんは語る。

RiasBaixasdic.08 169
(左のワイン、どちらもガリシアの豊かな自然を表す緑色が背景色)

名称 : Do Ferreiro 2008
品種 : Albariño 100%
産地 : Do Rias Baixas
生産者 : Bodegas Gerardo Mendez

選果、除梗後、12〜24時間スキン・コンタクト。その後、12時間澱を沈め、澱抜き後、
ステンレス槽で24日間アルコール発酵。
発酵には自社畑の最も古い畑から採った自然酵母を使用。

とてもミネラリーで、爽やかで豊かな味わい、コクがあり、バランスも良い。

2009ビンテージは、スペインの有名なワインとグルメのガイドブック
Guia de Vinos Gourmets 2010」で、ベスト若飲み白に選ばれたそうだ。
パーカーポイント 90点。

Galicia_21052010 023

名称 : Do Ferreiro Cepas Vellas 2007
品種 : Albariño 100%
産地 : Do Rias Baixas
生産者 : Bodegas Gerardo Mendez

そして、、、樹齢300年以上のアルバリーニョで造るトップキュヴェ。
花崗岩質の石が多く混ざった砂質土壌。本当に良い年だけ造る。

選果、除梗後、12~24時間スキン・コンタクト。その後、12時間澱を沈め、澱抜き後、
ステンレスタンクで24日間アルコール発酵。同タンクで10ヶ月間シュル・リー。

スペインの有名なワインガイドブック「 Guía Proensa 2009 」で、この2007ビンテージがなんと
満点の100点を獲得し、大きな話題になった。
とても入手困難な白。2007ビンテージは完売だそうだ。

樽熟じゃないのに火打ち石などのスモーキーな香りが感じられるのがとても不思議で。
果実、湿った森に咲く花の香りも。イキイキとした酸が感じられ、丸く、調和が取れている。
とてもとても深い。。

アルバリーニョ白は業界の人を含めて1年以内に飲むべきワインという認識がなぜか広がっている。
DOリアス・バイシャスで造られるワインが約4000万リットルで、うち、大規模生産者4,5社がその
40%以上を占めるという。そうした大規模生産者の影響や他産地のワイナリーが投資し、リアス・
バイシャスでワイン造りを始めるケースも多く、それをビジネスとして考えている造り手は早く
売りたいがためにそういった認識が定着してしまったようだ。
でも実際はそうではなく、アルバリーニョの長熟性を力説するヘラルドさん。
現にトップキュヴェ「セパス・ベジャス」は、収穫して1年後にリリースする。

Galicia_21052010 046
貴重な貴重な1991ビンテージ。

実際、2001ビンテージ、そして1991ビンテージ(!)の「ド・フェレイロ」なども試飲させて
くださり、その長熟のポテンシャルには驚いた。樽熟なし、、でである。

リアス・バイシャスの土壌・気候でできるアルバリーニョは酸の高さだけでなく、うちリンゴ酸が
高いことにあるのだそうだ。そのお陰で酸が長い間落ちずに素晴らしい熟成をする。内陸に入って
標高の高い場所では爽やかさが失われてしまう、アルバリーニョは大西洋沿岸のリアス・バイ
シャスが最も適したテロワールなのだ、と。

3代に渡って培われた知識、近代技術、伝統への深い尊重、ガリシアの自然を愛する心、これら
全てがこのワイナリーには生きづいている。一本一本の古樹は、その成長の仕方が異なり、
地中から伸びる幹はいく様にもねじれていく。それぞれの樹の状態を見ながら、樹勢と収量の
バランスを検討する。

RiasBaixasdic.08 158

「私は畑の人間ですから。暇さえあれば畑に出て、ブドウ樹をチェックしています。
一本一本の特徴が違う樹たち。その一本一本と対話しています。
鶏と戯れるのも楽しみの一つですよ。」

冬には、自家飼育(とうもろこしのみを食べて育った)の鶏が畑に放される。
化学肥料・農薬は一切使わない完全有機栽培。

「ブドウの成熟が適切であれば、樽は必要ない。」

特別な醸造は何もしていない。ブドウ栽培に力を注いで良いブドウを得ることができれば、
自然と良いワインが出来上がる。

Galicia_21052010 022
ガリシアの素晴らしい牡蠣と共にいただく。

最高のマリアージュとは。
「ワインが口の中を洗ってくれて、ワインの味わい・香りが鼻に抜けていく。
しかし喉の奥には食べ物の味がちゃんと残っている。」
とヘラルドさん。
寄り添う優しい存在、ヘラルドさんの人柄がにじみでている。

Galicia_21052010 033
開花直前の5月末、300歳を超えた樹がこんなに元気に葉を繁らせ、そして秋には
素晴らしい実をつける。
お祖父さん、お父さんと大事にしてきた財産をしっかり受け継いで守り抜く。
ヘラルドさんの強い意志、情熱があってこそのものなのだ。

Galicia_21052010 040
娘さんエンカルナ、とその娘エバちゃん。
ヘラルドさんも孫の前では目尻タレタレで普通のお爺ちゃんの顔になる(笑)。

Galicia_21052010 029
夏ですね!

感謝。


【追記】
ワイン専門誌「ヴィノテーク」2010年9月号にてソムリエ、ワインタレント、料理評論家である
田崎真也氏のテイスティングコメントが載っているのでご紹介。

「Do Ferreiro 2008
色調はグリーンを残した明るいイエロー。香りは華やかで、黄色いぎんごのコンポートや
コンフィ、白い花や蜜蝋、ほのかに白いスパイスやミネラル香などが調和。
味わいはまろやかで膨らみのある果実味から、広がりはバランスがよく、ミネラル感が
持続する。 マリアージュ : 真鯛などの塩釜焼きなど。」

pacolola2.jpg
パコ・イ・ロラ 2007
そのポップでスタイリッシュな外観と、フレッシュでフルーティ、エレガントなワインの
クオリティとで、世界中で人気のアルバリーニョ。
スペイン版の「ボーグ」誌などのファッション誌にも取り上げられたり、また、ペネロペ・クルスが
アカデミー賞助演女優賞を獲得したウッディ・アレン監督の映画
それでも恋するバルセロナ(原題: Vicky, Cristina, Barcelona)
のロサンゼルスでのプレミア試写会でも飲まれたなど、
話題に事欠かないワインだ。

最近はファッションショーで使われたとのこと!

この2月に行われたシベレス(マドリード・ファッションウィーク)
51回目となるこのショーで、51のブランド、デザイナーの2010/11秋冬コレクションが発表
されたそうだ。

MariaBarros2.jpg
デザイナーの一人、マリア・バロス
が、「マヨリカ(Maiolica)」というコレクションを発表。

malioneta.jpg
フランスやイギリスの1930年代の陶器人形からアイディアを得て、考案したコレクション。
黒と白が基調のデザイン。
センスいいですねぇ。
フェミニンでデリケート、バランスの良さもあって。

ワイナリーのブログに載っているように、パコ・イ・ロラが彼女のファッションショーに花を添えたそうだ!

ちょうどパコ・イ・ロラのエチケットの水玉が黒と白だから、ライン的に合っているからかな。

pacolola.jpg
舞台裏でショーの前後にパコ・イ・ロラが供され、楽しまれたそうだ。
お客さんの中には女優のキラ・ミロや作家のエスピド・フレイレもいたそうだ。
いやぁ、華やかな世界ですね。。。

外観が目立つパコ・イ・ロラ、アメリカのワイン雑誌「 Wine Enthusiast」でもベスト・バイ
ワインの一本に選ばれているなど、本当に美味しいアルバリーニョ。

iWine.jpg
最近、こんなワインもリリースしたとか。
iPod に似ているようなデザインで、ミュージックシーンでも楽しめるワインという
コンセプトだそうで。
除梗したブドウにドライアイスを投入してマセレーションすることで、より一層香りを
引き出し、フレッシュで味わい深く、香り豊かなアルバリーニョに仕上がっている。
プレミアムワインとして、3000本のみの生産だそうだ。
遊び心たっぷりで楽しめそうなワインですね!

いろんなサプライズをくれるパコ・イ・ロラ、元気いっぱいで刺激的!

フラメンコ – 15世紀頃から、スペイン南部アンダルシア地方に住み着いたジプシー
たちをその発祥とし、以降様々な文化や音楽と融合して、現在の形に発展した
民族舞踊。その人生の喜びも悲しみも体全体で表現するその容姿には、言葉は
わからずともぐいぐい惹きつけられる何かがある。
フラメンコ、アンダルシアで何回か、日本で少し観たことがあった。

でも、

これだけ惹きつけられる日本人のフラメンコに出会ったことがあっただろうか。

fotos 030

中田佳代子ちゃん。

盛岡出身のステキな女性。

92年のバルセロナオリンピックでの開会式でのフラメンコに魅せられたのが
きっかけという、佳代ちゃん。マドリッドで1からフラメンコを始め、日本で舞台に
出たり、地元盛岡などでフラメンコ教室で教授活動をするなど、フラメンコの
普及に活躍。

フラメンコ歴17年、まっしぐらにやってきたんだろうなぁ。
現在は、カタラン人の旦那さまとバルセロナに居を構え、スペインでも活動を開始。
佳代ちゃんと知り合ったのは、去年、バルセロナの良く行く中華屋だったと思う。
そのパワフルで豪快に笑って、元気ハツラツな性格に惚れ惚れしたのを覚えている。

そんな彼女、日本とスペインを行き来しながら、頑張り続け、遂に去年、カディス
での「アレグリアス」コンクールで外国人として初めて準優勝を獲得したのだ!

そしてそして、この10月、バルセロナのタブラオでのレギュラー出演が決定したのだ!
El Cordobes (エル・コルドベス)」は、スペインでもプロの登竜門と言われるタブラオだ。
史上初の外国人!
フラメンコ本場のスペイン、外国人が活動するための壁は高い。
コルドベスのオーナーも、本場を貫くということなのか、外国人を一切採用しない
方針を貫いてきたのだそうだ。
彼女の実力、諦めないガッツと情熱が伝わったのだ。

kayoko.jpg
写真家である旦那さまが撮ったコルドベスの一枚。
かっこよすぎるぜ、佳代ちゃん!

fotos 025
見る者を惹き付けて離さない、彼女の踊り。
スペインでも最高レベルのプロが集まるコルドベス。
その中で、全くひけを取らずに魅力を放つ佳代ちゃん。

P1020688[1]
かっこよぎます。。。
(Yumiちゃんからお写真拝借。ありがとう!)

また、スペイン・ルンバ・カタラナの創始者「El Peret」の最新ビデオクリップ
バイラオーラとして出演と、どんどん活動の場を広げている。

fotos 087
佳代ちゃんへの差し入れは、やっぱりフラメンコデザインのワインで(笑)。
アルバリーニョのパコ・イ・ロラ。
忙しい合間の息抜きになってくれれば!

名称 : Paco & Lola 2008
品種 : Albariño 100%
産地 : DO Rias Baixas
生産者 : Bodegas Rosalia de Castro

P1020762[1]
ワインと共に決めポーズ(笑)。最高な佳代ちゃん!

「国境なきフラメンコ」を目指す佳代ちゃん
壁を破って、大きな一歩を確実に踏み出している。
パワーを、ありがとう。ずっと応援してるぜ!

「フラメンコを踊るということは、自分の生き方をさらけ出し、自分の肉体、
心を通して自分自身の表現をする、その為にはフラメンコへの深い理解と
尊敬と愛情が必要です。」

vicky.jpg

ウッディ・アレン監督の映画「それでも恋するバルセロナ (原題: Vicky, Cristina, Barcelona)」が
6月27日に日本で公開された。

スカーレット・ヨハンソン、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデムなどが出演する。
アメリカ人のヴィッキーとクリスティーナは夏の休暇のためにバルセロナに住む
ヴィッキーの親戚ジュディのところにしばらく泊めてもらう事になっていた。
あるアートの展示会で彼女達はフアン・アントニオという画家の男の存在に気付く。
そんな彼女達は彼に近づき、ヴィッキー、クリスティーナ、そしてフアン・アントニオは
奇妙な三角関係を持ち始めるのだが、ある日、フアン・アントニオの精神的に
不安定な元妻が現れて…。
という、バルセロナを舞台にしたラブストーリーだ。

撮影していた時にはバルセロナ中大ニュースで、多くのエキストラが集められ、
友達も撮影に参加していたことなど、思い出す。

観た印象は、バルセロナの風景が、キレイな部分だけキレイに写り過ぎていて、
私ってこんなにステキな所に住んでいるんだっけ?!って驚いてしまうほど現実味の
ない部分はあるのだけど、ストーリーもテンポ良く、予想外の展開も楽しく、飽きさ
せず、特にペネロペ・クルスの演技が素晴らしく、それだけでも観る価値があると思う。
ワインに関しても、ウッディ・アレン監督、こだわって、アルバロ・パラシオスの
レルミタや、プラセットを撮影で使用している。

この映画を更に盛り上げているのが、ペネロペ・クルスのアカデミー賞助演女優賞獲得!
そして、この映画の出演者たちが参加したロサンゼルスでのプレミア試写会のパー
ティで飲まれたというワインが、スペイン、アルバリーニョの白、Paco & Lolaなのだ。

paco.jpg

名称 : Paco & Lola 2008
品種 : Albariño 100%
産地 : DO Rias Baixas
生産者 : Bodega Rosalia de Castro

スペインの代表的高級白ブドウと言われるアルバリーニョからできるPaco & Lola。
2005年創業、初ビンテージ2006年というまだ新しいワイナリーだが、リアス・バイ
シャスのヴァイェ・ド・サルネスの栽培適地で、環境に優しいブドウ栽培、選りすぐりの
ブドウで高品質な白ワインを造り、既にヨーロッパ各国、アメリカ、ブラジル、メキシコ
などに輸出、短期間で世界中で数々の賞を受賞。ラベルもとてもスタイリッシュで、
アパレル、映画関係などの場でも良く使われ、評価を得ているのだそうだ。

olIiaZHEqrCq0cac1o03ks3kskXL01.jpg
環境に優しいブドウ造りをするRosalia de Castro.

30IiaZHEqrCq0cac1o03ks3kskXL01.jpg
カタツムリも生きられる農薬などを使用しない自然な環境。

o7LCNaQCTo0L1iXx0503ks3kskXL01.jpg
醸造所内は必ずキャップ、白衣、靴カバーを着用、整理整頓も品質管理の
一部と徹底管理、とても衛生的な現場だ。
(※ 以上3枚の写真、ワイン商Hさんにお借りしました。
ステキなお写真、ありがとうございました!)

paco3.jpg
このPaco & Lola,、ボーグ・エスパーニャ誌(↑)でも取り上げられたり、

アメリカのワイン雑誌「Wine Enthusiast」でもベスト・バイワインの一本に選ばれて
いるなど、国内外で既に人気の白だ。

とてもエレガントで爽やか、海草などの海の香りもほのかに感じるとても美味しい白だ。

この白、ワイナリー和泉屋さんが扱われ、今月中旬にスペインを出港、夏明けには
日本で楽しめるそうだ!

ワイン通販サイト、ワイナリー和泉屋は、フランスやイタリアを始め、おいしいワインを販売します

もうすぐ日本に初上陸!
映画と共にスペインを楽しみたい一本だ!

12月20日

O Casal de Miguel
C/ Real 5, 36630 Cambados (Pontevedra)

今回のタイトルはワイナリー名ではなく、レストランの名前だ。

RiasBaixasdic.08 260
リアス・バイシャスのメッカとも言えるサブゾーンVal do Salnés、ポンテベドラから少し
北にある海岸沿いの地域の、Cambadosという街にあるバル・レストランだ。
カンバードスでの2日間の滞在で結局3度も行くことになる、お気に入りのお店。

1度目に行った時、ガリシアのシーフードタパスのクオリティの高さを見せつけられた!
バルセロナのタパスと似たようなものが出てくるだろうと思っていた私がバカだった!

RiasBaixasdic.08 111
Chipironesホタルイカ、これが一番感動した!
比較にならない大きさ、新鮮なプリプリ感、外側はコゲがつくまで焼けていて
香ばしく、中はすごく柔らかくてジューシー。ほんとに参った。。。

RiasBaixasdic.08 110
こ、このタコもやっぱり「Pulpo a la Gallega」というだけあって、ほんとに美味しい!
タコって余り好んで食べないんだけど、これは例外です(笑)。

他のバルでもいくつか食べたけれども、このバルほどクオリティ高い所は見当たらなかった。

このバル・レストランのオーナー、ミゲルさん(残念ながら写真なし)。
若いのに、レストラン業、サービス業とはなんたるかをしっかりと認識している。
お客さん一人一人への心配りを忘れず、部下に的確に指示、アットホームな雰囲気、
料理のクオリティだけじゃなく、価格の手軽さ、サービスレベルの高さ、全てに感心
したお店だった。

このバル・レストラン、ミゲルさんの家族が1974年からワイナリーをやっていて、そこで
造る自家ワイン、アルバリーニョがお食事と共に供される。

RiasBaixasdic.08 109

名称 : O Casal Vendimia Seleccionada 2007
品種 : Albariño 100%
産地 : DO Rias Baixas
生産者 : Bodegas Boado Chaves

とても心地よいアルバリーニョ、酸がキレイで深い。10haのブドウ畑。
1974年創業、1978年初ビンテージで、DO内で2番目に古くからある
アルバリーニョ単一白だそうだ。
Concurso Int’l de Vino Bacchus 2008 で銀メダル受賞

他のDOのワインももちろん置いているけど、リアス・バイシャスの白はこのO Rosalのみ。

アルバリーニョと海産物は本当に良く合う。
ここ一帯は、入り江の多い複雑な海岸線で知られる。海面上昇で形成されるリアス式
海岸の語源となったのがこの地域で、「リアス Rías」とは入り江の意味。この地形の
ために漁業が盛んで、川と海とが交わる汽水域でカニ・カキ・アサリなどが豊富に獲れる。
汽水域は、森からの栄養分が豊富で、それがエサになり、うまみにつながるのだそうだ。

RiasBaixasdic.08 149
ミゲルが裏口に連れていってくれて、でっかいタコを見せてくれ、これまたどでかい
鍋に熱湯が張ってあって、生きたままのタコをザブーンと茹でるところを見せてくれた。
もんのすごく、おおきいいいい!

ミゲルと話していたら、魚卸市場に行って新鮮な海産物を買うのなら、持ってくれば
料理してくれる、とのこと。
こんなチャンスは滅多にない!と私たちは卸市場に忍び込んだ!

RiasBaixasdic.08 136
釣ったばかりの海産物がどんどんあげられて、競り用に並べられていく。

RiasBaixasdic.08 140
ケガニがたくさん!まだみんな生きてるから逃げ出さないように押さえて。

競りを始める前の漁師さんに頼み込んで、ケガニを分けて頂くことができた!

RiasBaixasdic.08 146
すごーい!メスのケガニ、しめて30ユーロ!
レストランでこれを食べようとすると50〜60ユーロは軽くいってしまう。
すぐミゲルのところへ持っていってくれて料理してくれた。
その上、ミゲルは、チャージを全く取らなかったのだ!
本当に驚いた。。
こんな一旅行者にここまでサービスしてくれるとは、それがガリシアは普通なのか、
ミゲルが特別なのか、この時はわからなかったけど、色んな出会いをした後、
それはガリシアの自然な歓待の仕方なのかもしれないって結論に至った。

RiasBaixasdic.08 254
ケガニなんて贅沢なものを大変美味しく頂き、ミゲルの温かい心遣いに、
本当に感動した夜だった。

その日に訪問したワイナリー。
パラシオ・デ・フェフィニャネス PALACIO DE FEFIÑANES

fefinanes.jpg
1904年創業のDO内で最も古くからアルバリーニョを造るワイナリー。
Palacio de Figueroaとしても知られる宮殿。16世紀に建築が始まり、フェフィニャネス子爵
が居住したのだそうだ。現在もその末裔がワインを造り続ける、いわゆる「貴族のワイン」。
ガリシアで最も美しい建築物と言われるその宮殿は一見の価値あり。カンバードスの街の
旧市街にあるその宮殿、隣接するサン・ベニート教会など、重厚な石造りの佇まいは
本当に美しい。

RiasBaixasdic.08 119
宮殿内にあるブドウ畑の一部。伝統を感じさせる古樹。

RiasBaixasdic.08 126
フレンチオーク。

RiasBaixasdic.08 127

造るワインに関しては、全てアルバリーニョで、

Albariño de Fefiñanes ホーベン
1583 Albariño de Fefiñanes fermentado en barrica 5ヶ月樽熟した
Albariño de Fefiñanes III Año ステンレス槽で6ヶ月シュール・リーで熟成

の3種で、全体的な感想は、もちろん良いワインなのだけど、感動に欠けるというか、
90年代に入って新しい生産者が個性的なアルバリーニョをどんどん造り、改革が
起こってきた中で、少し遅れをとっているような、そんな気がした。

RiasBaixasdic.08 141
ガリシアの夕日。
心に沁みました。

12月19日 (年越しテーマですみません。。)

さて、Terras Gaudaとミーニョ河口と大西洋の風景を後にし、私達はミーニョ河沿いに
内陸へと入っていく。次に目指すはBodega Viña Nora
Guía Peñín 2009で、DO Rias Baixas内で最高得点94点を獲得した
Nora de Neve 2006。それを見た時から、気になっていた。

無題
ミーニョ河口から川沿いに40kmほど上ったAs Nevesという村にワイナリーはある。

RiasBaixasdic.08 105
ヴィニャ・ノラは、RibeiroのViña MeinのオーナーJavier Alén氏、アメリカへのスペイン
ワインインポータ Jorge Ordóñez氏、ジャーナリストVictor Rodríguez氏、
Adegas BeiramarオーナーAntonio Alén氏が共同出資して、その土地の固有品種で
テロワールを表現するワイン造りを、とのコンセプトで2002年に創業した新しいワイナリー。
サブゾーンCondado do Teaに位置。
ブドウ畑は、他にVal do SalnesとRibeira do Ullaにもあり、3つの環境の異なる畑で
アルバリーニョを栽培、畑ごとに分けて発酵・熟成させ、ブレンドする。
AV+ (AV positive) Bodegas y Productos Selectosのグループに所属しているのだそうだ。
少し前までニュージーランドのエノロゴ Alistair Gardner氏がワイン造りを率いていたが、
最近になって、オーストラリア、マーガレット・リヴァー出身のJosephineさんにバトンタッチ。

RiasBaixasdic.08 088
エノロガ、ジョセフィンさん。タンクから直接試飲させてくれた。出来上がるワインが
どうなるかは、私にはわからないけど、酸がとてもキレイ。
若くて新しい風と共に個性的なアルバリーニョを造るワイナリー。
彼女の出身地マーガレット・リヴァーでは、近年アルバリーニョの栽培が盛んで、良い
白が造られているのだそうだ。オーストラリアのアルバリーニョかぁ。厚みがあって、
ふくよかで美味しいんだろうなぁ。

RiasBaixasdic.08 090
100%フレンチオーク。

RiasBaixasdic.08 093
左はホーベン、右は樽熟のモノバリエタル。
試飲させてもらったら、フルーティさよりも酸に重きを置いたアルバリーニョだ。
Josephinさんも、「そうでしょ?ワインにしっかりした酸の存在は不可欠よね。」と
コメントしていた。

名称 : Nora 2007
品種 : Albariño 100%
産地 : DO Rias Baixas
生産者 : Bodega Viña Nora

すごく上品で、酸味のある青リンゴなどの味わい、滑らかですごく爽やかな味わいが口に広がる。

名称 : Nora de Neve 2006
品種 : Albariño 100%
産地 : DO Rias Baixas
生産者 : Bodega Viña Nora
フレンチオーク新樽で発酵、7ヶ月熟成。
樽熟により、より豊かな味わいに。樽が前面に出すぎず、アルバリーニョ本来の味わいを
活かしたワインに仕上がっている。うーーん、いいねぇ。

RiasBaixasdic.08 096
ジョセフィンさんと。まだこちらに来て半年ばかり。あと2年ほどここでワイン造りに携る
のだそうだ。すごく楽しそうに説明してくれた。好きでたまらないんだろうな、このお仕事。

RiasBaixasdic.08 104
ブドウ栽培に適した、砂利の混ざった土壌、花崗岩質、畑は標高300m弱に位置、DO内で
最も標高の高い地域。ワイナリーのあるCondado do Teaは、他地域よりも少し温暖で、
雨量も少し少なく、畑は河沿いに面した南向き。

RiasBaixasdic.08 102
ワイナリーからミーニョ河を見下ろす。河口ほどの川幅はもちろんないけど、まだ大きく
豊かな水をたたえるミーニョ。

この日は、近くのミーニョ河沿いの村Salvaterra de Miñoにあるホテルで宿泊。

RiasBaixasdic.08 084
Hotel Rustico
Casa das Breas
Oleiros – Salvaterra
986-658-209

周りには何もないけど、小さな家族経営のホテルで、息子のホアキンさんが運営を一生
懸命頑張っている。ホアキンさん、本当に働きもので、サービス精神旺盛で、色んな
情報を提供してくれて、色んな話をしてくれて、旦那も私も、あっという間にこの宿が
気に入ってしまった。

宿の前には、ホアキンのご両親が経営するバル・レストランがあって、Lampreaの料理を
出してくれるのだそう。
Restaurante – Bar Casa Lino

Lamprea、辞書には「ヤツメウナギ」とある。
ミーニョ河、エブロ河など、流れの速くない大きな河の下・中流に生息する大変珍しい
川魚だそうだ。旬は1月からで、残念ながら生は見ることも食べることもできなかったが、
ホアキンが冷凍にしてあるものを見せてくれた。

RiasBaixasdic.08 080
す、すごいっ!
有史前から存在し、当時からほとんど進化していない体の造り。
軟骨のみで、骨をもたない。
口に通気孔がある。
ウナギなんてものじゃない、もっと太くて大きくて、ちょっと恐ろしい感じで、蛇のようだ。
びっくりした!こんな魚がいるなんて!
鮭と同じで、川で産まれて、海で5,6年育って、川登りをして産まれた場所に帰る。
川登りの際に、自分の脂肪と血を摂取して登るため、上流のほうで採れるLampreaは、
不要な脂肪分が取れてより美味。海で育つ時は、深い海底か、またはカナダのほうまで
泳いでいくのか、はっきりわかっておらず、謎の多い魚。

RiasBaixasdic.08 083
ホアキンさんと、ランプレア。冷凍したものと、手前が開きにして塩漬けしたもの。

P1912081005.jpg
旬でない時期は、開きにしてゆで卵や腸詰めなどと一緒に巻いて、塩漬けするのだそうだ。
こうしてできたものをスライスしてパンと一緒に食べる。
恐る恐る食べてみたけど、案外美味しい。ニボシの味を薄くした感じかな。

1尾80ユーロ以上で売れるという。生のランプレアは、オリーブオイル、ワイン、ガーリック、
ローレルなどのハーブ類、塩で煮込む料理が有名なのだそうだ。
旬の時期にまたガリシアを訪れたら、是非戴いてみたい!

みなさま、新年明けましておめでとうございます。
本年も、勝手に気の向くままにワインやっていこうと思います。
おつきあいのほど、よろしくお願いします!
09年、健康で幸多き年になりますように。

Hola, Josephine! It was a wonderful experience for us to have visited Viña Nora!
Thank you for your kind attention. We liked a lot the winery. You know, to see
with your own eyes the atmosphere and the people who work there is the best
way to know that the wines are made with passion.
Keep inspiring us with your wonderful Albariño! A Happy New Year!
Yuko, Ramón

Hola, Xocas! Gracias a tu gran amabilidad, tuvimos una estancia muy agradable
en Oleiros. Muchas gracias! Proxima vez, os visitaremos en la época de la
lamprea! Saludos! Feliz Año Nuevo!
Yuko, Ramón

★追記★
このワイナリーの素晴らしいワインたちが日本でも楽しめます!
09年3月、Nora 2007、Nora de Neve 2006が「ワイナリー和泉屋」さんに
入荷されます!是非、最高レベルのアルバリーニョを楽しんでください!

ワイン通販サイト、ワイナリー和泉屋は、フランスやイタリアを始め、おいしいワインを販売します

12月18日

RiasBaixasdic.08 167
今回のガリシアへの旅を一言で表そうとした時、適当な言葉がなかなか見つからない
けれど、敢えて言うなら「mágico」だろう。「魔法のような」という意の言葉だけど、スペ
イン人は「(魔法のように)素晴らしい」という感じで使う。私の中でも単に「素晴らしい」
というのを超越した夢のように素晴らしいことを体験した時に使う認識で、大好きな言葉だ。

ガリシア、この世に存在する緑色が全てあるかのような豊かな緑におおわれた起伏の
ある風景、入り組んだ海岸線で盛んな漁業、引き潮の時に貝を採る猟師たち、こうした
風景が日本のそれと重なって郷愁を誘う、食材を活かした料理、ここ20年で躍進を遂げ
たワイン文化、そして、ガリシアの人々。その土地の人との触れ合いは旅を何倍にも
豊かにしてくれる。それを今までのどの旅より感じることができた旅となった。

1.jpg

今回訪れた地域はDO リアス・バイシャスにあたる。1980年代以前はまだ、畑面積も
現在の3分の1に満たず、濁りワイン(vino turbio)が主に飲まれており、ブドウも質が悪く、
あかぬけない白だったという。アルバリーニョ種も、質が悪すぎて、保存性の問題でワイ
ンがガリシアを出ることは難しかったというほとだ。ほとんどが自家消費用のワインだった
当時、1980年代に入って、農家を組合員とした協同組合が発足、彼らを中心にワイン革
新が始まり、1988年DOを獲得。
使用許可されている品種はアルバリーニョ、ロウレイラ、トレイシャドゥラ、カイニョ・ブランコ、
メンシア種など12品種あるが、生産されるワインの90%はアルバリーニョ。

planoDORiasBaixas.jpg
リアス・バイシャスといっても、一箇所に集まった地域ではなく、異なる特徴の5つのサブ
ゾーンに分かれている。
① Val do Salnés – ほとんどのアルバリーニョがこの地域で造られるといっていいほどワイナ
リーが集中する。リアス式海岸沿いのDOリアス・バイシャスの中心地。
② Condado do Tea – 最も内陸に位置、ポルトガルとの国境にあるミーニョ河上流の川沿い。
丘陵が多い。規定 : アルバリーニョ、またはトレイシャドゥーラ最低70%。
③ O Rosal – DOで南西端に位置、ミーニョ河が大西洋へと流れ出る河口周辺。
規定 : アルバリーニョ、またはロウレイロ最低70%。
④ Soutomaior – ポンテベドラから南に10kmほどの小さなサブゾーン。
アルバリーニョ単一白のみを造る。
⑤ Ribeira do Ulla – ウヤ河沿いの新しいサブゾーン。内陸に行くほど深い谷間になる。
主に赤ワインが造られる。

到着当日は海沿いの村Baionaに泊まり、翌朝O Rosalへ。

RiasBaixasdic.08 024
Terras Gauda。
リアス・バイシャを訪れる際には、必ず訪れようと最初から決めていたワイナリー。

3年近く前、アルバリーニョのレベルの高さに感動することになる初めてのワインだった。
当時はこのアルバリーニョ(単一品種ではないけど)、お気に入りでよく飲んだり、友達へ
のプレゼントにもしたなぁ。そんな思い入れがあって、どうしても行きたかった。

RiasBaixasdic.08 015
「Terras Gauda」 ラテン語で「Tierras de Alegria (喜びの地)」の意だそう。素敵な名前だ。
ミーニョ河口近くのO Rosalに位置するテラス・ガウダ。1988年創立。創業当時から、
固有・外来品種、土壌の可能性などの弛まぬ研究を続ける向上心旺盛なワイナリーだ。
アルバリーニョ種に関しても、様々なクローン種を分析、病害に強い、最も質の高い種を
特定する研究もしているのだそうだ。
このワイナリーの栽培面積は90ha。
90ヘクタール。
他のDOでは普通にある面積だけど、ここ、ガリシアではとても大変なことなんだ!

「minifundismo (小農制度)」
ガリシアのワイン造りの歴史を理解するには、この制度の存在があったことを知る必要が
ある。大土地所有制度(latifundismo)の反対であるこの制度は、土地などの遺産を長男に
相続するのではなく、子供全員に均等に分け与えることを義務とする制度で、ガリシアで
古くから採用されてきたのだそうだ。その子供がまたその子供たちに均等に分割相続す
ることで、一人が所有できる土地の面積はとても小さくなり、ガリシアの人々は、農業を
しても売るのに充分な量が採れず、自給自足にとどまらざるをえない状況がずっと続い
ていた。自然と土地開発は遅れ、農業は発達せず、生活していくために、一家の主は海
外に出稼ぎに行かざるを得なかった。

それを考えると、なるほど、90haもの大きな土地を所有できるのは並大抵のことじゃない。
すごい。

RiasBaixasdic.08 078
そして、ガリシアの代表的なブドウ樹の仕立て方といえば、「つる棚式(pérgola)」。
アルバリーニョの樹は樹勢が強いのだという。その樹勢をコントロールするために、湿気の
多いガリシア、通気性を良くするために、と自然条件の理由もあれば、その小農制度に
より細分化された小さな耕作地を有効活用するため、ブドウ樹をつる棚式に植え、その下で
じゃがいもなど他の作物を栽培できるようにする目的もあったのだそうだ。この旅で、つる
棚の下に野菜畑がある風景、たくさん見た。
日本も、つる棚式栽培が多いんだ。

RiasBaixasdic.08 023
そしてさっきのは違くて、テラス・ガウダの仕立て方は珍しいことに垣根づくり。
このワイナリーでは、ブドウの房が葉の下に垂れる形になるつる棚は、ブドウに日光が
充分に当たらないとして、この仕立て方を採用しているのだという。面白い。
土壌や立地条件など、様々な要素が加味されているのだろう。

土壌は、少しスレートに覆われているのだそうだ。リアス・バイシャスでは主に花崗岩質
なので、テラス・ガウダのは特殊だ。ポルトガルの北部からちょうどテラス・ガウダの畑を
通って、その地層が存在しているのだそうだ。
酵母も畑からの自然酵母(Pie de cuba)を使う。DO内で最初に使用。

RiasBaixasdic.08 016
樽醗酵をするEtiqueta Negra用のオーク樽。
30ユーロするこの白。一度、飲んでみたいねぇ。

生産量も増え(現在、約120万本)、どんどん成長するテラス・ガウダ。
でも品質維持は怠らず美味しい白を楽しませてくれる。

RiasBaixasdic.08 025
名称 : Terras Gauda 2008 (写真左)
品種 : Albariño 70%, Loureiro 20%, Caíño Blanco 10%
産地 : DO Rias Baixas
生産者 : Bodegas Terras Gauda

名称 : Abadia de San Campio 2008 (写真右)
品種 : Albariño 100%
産地 : DO Rias Baixas
生産者 : Bodegas Terras Gauda

左は3品種のブレンド、右はアルバリーニョ100%、共に、フルーティで酸がキレイで、
スッキリ、3品種ブレンドのほうは特に複雑さもあって、大好きだ。
カイニョ・ブランコ種は、テラス・ガウダが復活させ、DO内の生産量の70%を造っているそうだ。

RiasBaixasdic.08 022
案内してくれたラケルさん。ありがとう!

さて、ちょっと到着した昨日の話を。
初日夜、21時頃宿に到着した私達は、一日目の夜を美味しいアルバリーニョとタパスで
楽しもうとBaionaの中心地を歩いていたら、陽気なお兄ちゃんが薦めてくれた。

RiasBaixasdic.08 197
Acuarera
c/Misa Ventura 53
Baiona (Pontevedra)

なんてことないバル、スペインによくある色んなサッカーチームのマフラーが所狭しと垂れ
ているバル。でも、そこで出会ったガリシア人たち。とてもフレンドリーで、オープンで、
楽しい人達。船乗りのお父さんホアキン、海の話や色んな話、止まらない、その奥様、
スペイン語を話す東洋人は生でほとんど見たことがないようで、私が少しでも汚い表現を
使おうものなら大喜び(笑)。バルのオーナー夫婦、ベネズエラの奥様ピリとガリシアの
旦那フアン・ペニャも楽しい人達。うちの旦那も調子に乗り(笑)。

RiasBaixasdic.08 205
しまいには、彼らの親戚が営むバーへとなだれ込み、最後の一杯。とはいえ優に2時間は
経つところがスペイン。旦那たちはカードゲーム始めるし、楽しい奥様は、酔っ払い気味で
「メイド・イン・ジャパン!」を連発、「いやぁ、あんたのお陰で今夜は楽しいわよぉ〜♪」。
いやいや、こちらこそほんとに楽しかった!

のっけから、ガリシア人のイメージが覆され、旦那も私もちょっと驚き気味。
ガリシア人のイメージは、閉鎖的で、ガリシア人であることに過度に誇りを持っている、と
ネガティブなものらしい(失礼)。
でもそれ、違うっぽい。そんな嬉しいイメージ違いを、残りの滞在で更に体験していくことに
なるのだった!

このブログで、今年最後かな。
最後に、船乗りホアキンさんが強く勧めてくれた場所へ。
Monte de Santa Tegra
標高343mの山に登ると見える。

RiasBaixasdic.08 061
大西洋とミーニョ河口が融合する場所。

RiasBaixasdic.08 070
豊かな水をたたえて流れ出る広大なミーニョ河口、大きな波を繰り返し運んでくる
大西洋、河の向こうにはポルトガルが見える、かつてケルト族の地だったガリシア、
ケルトの十字架を背に緑の大地が見渡せる。しばらく言葉が出なかった。
大自然の前に、人間はちっぽけな存在だ。
そんな偉大な自然の風景と共に08年を終え、新たな気持ちで09年を迎えようと思う。

私のブログを時間割いて読んでくれてありがとう。
また来年も、色々なワイン、色々な思い、みなさんと共有したいです。
どうぞよろしくです。
皆様にとって09年が幸多き年になりますよう!

No encuentro una palabra adecuada para expresar de este viaje a Galicia,
pero creo que es "mágico". Por la cultura tan rica, por la gastronomia tan
exquisita, por los maravillosos vinos, por la gran naturaleza, y por la gente.
Tuvimos tremenda suerte en conocer a los gallegos abiertos e afectuosos.

Terras Gauda - Primer albariño que me enamoré hace años, por eso quería
visitarla sin falta. Me gustó mucho la visita gracias a Raquel, y su blango
sigue siendo uno de mis favoritos albariños.

Gente que conocí en Baiona - Hola a todos que nos conocimos en el bar
Acuarera! Muchísimas gracias por un rato super divertido y agradable
conversación. Nos encantó el encuentro y nos sorprendió por el abiertos
que sois! Por cierto, la lotería,,, no nos tocó,,, pero no pasa nada!
Aun queda la del Niño! Os deseamos a todos que el 2009 sea un año lleno
de felicidad y salud. Bo Nadal e Feliz AniNovo!!