あれは本当にラピュタだった。。。
カナリア諸島には珍しい植物が多い。
テネリフェ島のIcod de los Vinosという街に樹齢1000年近くの「ドラセナ・ドラゴ」という
木。リュウゼツラン科の常緑高木で、「竜血樹(dragon blood tree)」というそうだ。
同種の木の中ではもちろん、地球上で最も長く生きている生物の一つという。
素晴らしい木の生命力に本当に感動した。。
そして私にはラピュタにしか見えなかった。
最終日、美味しいお米料
理を楽しみに島南部の
Los Crisianosという街
のレストラン
El Rincon del Arroz
でランチ。
C/Los Sabandeños 1
Los Cristianos 38640
Abona, Tenerife
Telf.
+34 922 777 741
meloso de carabinero
(ボタンエビのとろっと
したリゾット風料理)や
paella de cigala y
berberechos
(アカザエビとベルベ
レーチョ貝のパエリア)
など。
ほんとに美味しかった!
塩加減、スモーキーな
加減、お米の硬さなど最
高ですっごく美味しかっ
た。。
この美味しいご飯たちと頂いたのはDOアボナの白。
名称 : Frontos Blanco Clàsico 2009
品種 : Verdello 50%, Gual 5%,
Marmajuelo 10%, Albillo 5%,
Malvasia 30%
産地 : DO Abona
生産者 : Bodegas Frontos
テネリフェ島南部の産地であるDO Abonaの代表的な
造り手だそうだ。
テイデ山の斜面に畑が広がる。
標高は300~1700mまで!
高地では昼夜の温度差が大きく、酸がしっかりして
良く成熟する。海側は貿易風が吹かない地中海性で
降雨量350㎜、内陸は貿易風の影響で冷涼、降雨量
500㎜。低地は砂質、石灰質、高地は粘土質、火山性、
水はけがよい。
Jableという白っぽい細かい火山性の砂の土壌。
テネリフェで最も日照量と降雨量の多い地域。
スペイン一標高の高い(1600m)村Vilaflorにまで畑
があり世界でも最も標高の高い畑の一つだという。
今まで飲んだテネリフェの白で一番美味しかった!(飲んだのは4種類くらいだけど、笑)
マセレーション30日、発酵6時間、シュルリーで60日。
Verdello はVerdejoの亜種かな、全く同じ品種なのかな。
ベルデホの品種特性、ハーブ、黄桃系、心地良い苦みなど感じた。
ストラクチャーもなかなかあって、トースト香っぽさも、バランス取れている。
少し時間が経ったら塩っぽさ、ミネラリーさがすごく感じられた。
メトレの方も本当にステキなサービスをしてくれて、すっごく満足なランチだった!
DOが5つもあって様々な環境、土着
品種があるテネリフェ島。
イベリア半島の例に漏れずここでも
ワインのクオリティは向上している
のが見てとれた。
まだまだ知らないワインだらけだけ
ど、小規模でこだわって造る造り手
がいるってこと感じられた。
カナリア諸島はワイン以外でもその
文化、自然、気候など、本当に魅力
溢れるところだ。
また他の島も行ってみたい!