愛すべき仲間と、ルーマニアのワインを素晴らしいルーマニアの家庭料理と共に楽しめる機会をいただいた!
これ以上の幸せはないですねぇ。
しかし、全く知らなかったルーマニアワインのこと。というか、ルーマニアという国自体のことについて、
全くもって知識不足な私。友達を通して知り合った建築家のルーマニア人のカップル。スペイン
では特に、ルーマニアから流れてくるジプシーがいて、盗みを働くなど、問題視されている。他の
国からもジプシーは流れてくるのに、ルーマニア人=ジプシーというレッテルが勝手に貼られて、
嫌な思いをすることが多いという。東洋人をみんなひっくるめて「中国人」と軽蔑的に言われる
なんてことは、へのようなもんだ。そんな状況もあって、彼らに知り合えてルーマニアについて色々
話ができるのは、ほんとに幸運なことだ。
ヨーロッパのOld Worldのワインといえば、フランス、イタリア、スペインなどが思い浮かぶけど、
実はルーマニアも主要なワイン生産国の一つで、紀元前からワイン醸造が行われ、中世の貴族、
国王たちがルーマニアのワインを愛飲していたなど、高品質ワインを造ってきたのだそう!19世紀
にはパリでルーマニアワインの大ブームが起きたほどだそう!ただ、第二次大戦にルーマニアが
社会主義国となり、西欧諸国との交流が閉ざされ、ワイン市場から姿を消してしまったことで、
知られなくなってしまった。
1989年の社会主義体制の崩壊後、再び国際的なワイン市場へ導入されるようになったのだそう。
彼らが用意してくれたステキな赤。

色 : 赤
名称 : Prahova Valley Special Reserve 2004
品種 : Feteasca Neagra 100%
産地 : ルーマニア D.O.C. Muntenia Hills
生産者 : Halewood Group Roumania
固有品種なのだろう、Feteasca Neagra、色んな品種があるんだなぁ。
透明感のある鮮やかな柘榴色、初めは飲み口は爽やかで、若いボジョレーのような生き生きさも感じるような味わいで、でもしっかりしたコクも感じられて長い余韻。だんだん丸くなってきて、滑らかなタンニンで美味しかった!

またもや素晴らしかったお手製料理。

赤ピーマンがメインのソース、茄子とマヨネーズを合わせたソース。パンなどにつけて食べる。
これが、すっごく美味しい。野菜そのものの味が滑らかな触感と共にほんとに美味。
友達と食べまくり、止まらなかった(笑)。
奥に見えるは友達が持参した日本のおせんべい、右に見えるは日本のだし巻き卵。
ソースとつけて食べてもすっごく美味しく、ステキな融合が実現!

ヨーグルト、フレッシュチーズ、パセリ、ディルなどを混ぜ合わせたソース

サルマレ − ひき肉とご飯と香草を混ぜ合わせた種をブドウの葉でロールしたものとあばら肉の燻製
(costilla ahumada)を一緒にオーブンに。上品な味で、すごく美味しかった!

ちなみに持参したフランスの5リットルワイン。
蛇口がついていて、大人数用に最適で楽しいアイディア商品。
蛇口部から空気がほとんど入らず1ヶ月は有にもつという。
新しい出会い、新しい考え方、新しいワイン、素晴らしい融合。
大満悦の日曜日の昼下がり。