スペインの地方色が見え始めた! お薦めのお店@東京

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日本のスペイン料理のお店はかなり定着した

感があるけど、実際のところ、どこの料理や

タパスを見てもパエリア、生ハム、エビのア

ヒージョ、イワシの酢漬け、カヨス(モツ煮

込み)、タコのガリシア風など、代表的なタ

パスばかりで、その店の個性、またはその地

方の個性を表現しているお店がかなり少ない

という印象。

 

フレンチにしたってイタリアンにしたって、

ある地方に特化した料理とワインを楽しませ

くれるお店はたくさんある。

スペインワインが定着するためには、地方色

豊かなスペイン料理の多様性がもっと深く知

られることが大事だし、そうした料理とワイ

ンを楽しめる機会や場がもっと増えることが

大事だと思う。

そして、ワインにもこだわりが欲しい!

 

 

もちろんいいお店もたくさんあるんだと思う。

でも最近オープンしたお店で、ある一定の地方を打ち出して料理を提供するお店が

出てきだした感があって、2軒、紹介したい。

どちらもバルセロナでつながった素晴らしい料理人さんである!

 

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FERMINTXO 

 

フェルミンチョ。

バルセロナで知り合ったのは2年く

らい前、オーナーシェフの

作元慎哉くん。

酒飲んで酔っ払ってるイメージの

方が強かったけど、笑、パパになっ

て、自分の夢を形にして、この7月

麻布にお店をオープン。

スペインにいた時より少しだけ

ふっくらした感じがして、でもすっ

ごく幸せで充実してることを感じ

させる笑顔 ♪

 

 

 

 

 

フォンダ・サラ、ネイチェル、エル・ラコ・デ・カン・ファバスなど名だたるミシュラン

星つきレストランで研鑽を積んだ慎哉くん。

ここで言っておきたいのは、ミシュラン星つきレストランでシェフとして働けるには、

経験のために(泊をつけるために)無償で働かせてもらうケースと、腕が認められて

お給料をもらって働くケースとがあって、慎哉くんの場合はどのお店でも後者の条件で

働いていたこと。

スペインに来る前から日本でスペイン料理に関わっていて、相当な腕が既にあったんだ

ろうな。

 

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外の光が優しく入り込むオープン

キッチンの空間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

 

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 自家製パテもほんとに繊細で美味

しい。。。

バル・レストランという形態で

タパスも料理もバラエティ豊かで

何といっても本当に良い食材を

使って作っているので、どれも本

当に美味しい。

彼が研鑽を積んだバスク地方と

カタルーニャ地方の魅力を余す

ところなく楽しませてくれる。

 

コース料理を頂き、一品一品に

感動。。

お話に夢中で写真がなかなか撮れ

ずお料理の写真が余りなく。。

 

 

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これは、最高に感動した一品。。

 

メニューによると

 

「サマートリュフを巻いた

トニ・サラのカネロニ」

 

これになるのかな。

 

ま、参りました。。

スペインでだってこんな繊細で

いくらでも食べたくなるカネロ

ニは、なかなかありません。

 

 

 

 


ト二・サラさんとは、カタルーニャ北部のフォンダ・サラいうレストランのオーナー

シェフ。特にトリュフや秋・冬のジビエ料理で大変有名なお店。そこで学んだのだろう。

トニさんに敬意を表してメニューに載せてるのもニクイ。そして繊細さが更に加わって

慎哉くん色も出ていると思う。

 

そして、忘れちゃいけない、ここの半端なさは料理だけでなく、、ワインも。

 

慎哉シェフ曰く「めざせ、東京一のスペインワインの種類が豊富なお店!」

 

もうなっているのでは?と思うほどの充実ぶり。

慎哉くん自身ワインも造詣が深く、スペインの伝統的な良いワインや、スペインの今を

知ることができる、産地ごとに選び抜かれたワインばかり。

 

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テロワール・アル・リミットの

入門ワインもオンリスト

 

二次改革が起こるプリオラー

トで今最も注目される造り手の

一つ。

 

(* プリオラートの二次改革に

ついてはこちらに綴ってます。

よろしかったらどうぞ)

 

今までのプリオラートのイメー

ジを覆す、テロワールを純粋に

表現する繊細で緻密な赤。

カリニェナやガルナッチャの

魅力を教えてくれる。

 

名称Torroja Vi de Vila 2008

品種 : Cariñena 50%, Garnacha 50%
産地
: DOQ Priorat
生産者 :
Terroir al Limit 

 

テロワール・アル・リミットのワインが日本のお店でも楽しめるようになっている

のはすごいこと。。。この入門ワインでさえ、7,000 本の少量生産、世界的に

高い評価を得ているテロワール~のワインはスペイン国内でも入手困難。

他にはワインバーエスペルト(池袋)や、

最近知った野菜料理と土鍋ごはんの店 あん(板橋)

など。隠れ家的居心地の良いお店に美味しいワインが揃っている。

 

フェルミンチョのメニューにある

「ベジョータのソブラサーダ巣蜜とともに」

という一品、

食べてはいないのだけど、私が思う慎哉くんが好きなあのソブラサーダの一品なら、

大感動間違いなし!

その素晴らしいソブラサーダが楽しめるのが、カタルーニャの北部のエルス・カサルス

豚や鶏や野菜など多くの食材を自身で養って、腸詰めも自家製、豊かな自然に囲まれた

場所でキノコやトリュフなど地元の食材をふんだんに使う、地産地消より家産家消なん

て言葉あったらそっちの方が当てはまるお店。

 

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そのエルス・カサルスで 7 年近くシェフと

して活躍していた増渕友子さんが 4 月に

玉川学園前にオープンしたのがカサ・マイヤ

 

イタリアでも料理人として活躍、カサ・マイヤ

では主にパティシエとしてデザート担当で

活躍していて、彼女の作りだす「究極のプリ

ン」にはいつもノックアウトされてた。

 

エルス・カサスルのオーナーシェフ、ウリオー

ル・ロビラさんに敬意を表し、ウリオールさ

んの大農家である実家 Casa Malla (カサ・

マイヤ)の名前を冠した彼女のお店。

 

 

 

 

 

 

 

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ガウディを思わせるタイル張りのカウンター

テーブル、あったかい雰囲気を醸す内装に

照明。ともさんと気軽にお話ができる

とっても開放的な厨房。

食材を切ったり、調理したりする様子が

良く見えるテーブルや厨房の高さ、

全て素直に、隠すところは全くありません、

自信がないとなかなかできないこと。

 

家産家消で必要な野菜は畑へ、卵は鶏小屋へ

取りに行ったり、そんなスタイルが習慣化

していたともさん、日本でも、と、食材には

こだわり、地元の農家から直接仕入れる。

 

本当に、どの食材取っても感動でした。。

 

 

 

 

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参った一品たち。

 

相模原の農園の生で食べられる

サラダ茄子とホタテに赤いオク

ラを合わせて。

自然の恵みを、太陽エネルギー

の力を感じられる一品。

 

 

 

 

 

 

 

 

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フィデワ

カタルーニャのパエリアの

麺バージョン。

これが、う、旨い。。

 

ともさんの料理の緻密さ、丁寧

さ、味の繊細さ、それがすごく

わかる味わい。

ここまで完成度の高いフィデワ

スペインでだってなかなか食べ

れない。

 

 

 

 

 

 

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山形県平牧三元豚バラ肉のロースト
肉はローズマリーの香り

自家製ブティファラにお野菜

 

非常にさらっとした脂の豚肉

バラ肉好きにとってはたまらない。

味わい深くジューシーな自家製

ブティファラ。

 

自家製パンからブティファラから、

お料理全てともさん一人で作り上げ

るそのパワーと情熱に感服。。

 

 

 

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カタルーニャ料理に合わせてカタルーニャのカバ、ワインが充実。

こちらも選び抜かれたコスパの高いワイン、カバばかり。

 

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ホールを担当するりょうこ

ちゃんと。

ワインにとても造詣が深く、

ともさんと素晴らしいチー

ムワークでお店を明るく

和やかな雰囲気を作って

くれる。

そう、内装や照明だけじゃ

ない、カサ・マイヤの温か

い雰囲気の源。

 

 

 

 

 

 

 

至福の時を楽しませてもらった2軒!

慎哉くんもともさんもヨーロッパで研鑽を積んだものをそのままコピーするのではなく、

自身のスタイルを取り入れて作る、本場と比較できるだけにそこに感動がある。 

料理とワイン共にクオリティの高さがあり、そのコストパフォーマンスも素晴らしく

手軽に美味しいスペイン地方料理を楽しめるお店。

 

みんな、やりたいことを形にしてすごいなぁ!と改めて感動しながら

バルセロナから大応援!

他にもこういう地方色を出したスペイン料理のお店があったら知りたいなぁ。

 

 


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