リオハの旅 Dinastia Vivanco

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リオハ、最終日の訪問先はDinastia Vivanco。
Haroから9kmほど東に行ったBriones(ブリオネス)という村の外れにあるワイナリー。

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このワイナリーの存在を私は知らなかった。個性的なボトルなだけに気付くと思うのだけど、バルセロナ
でも見たことがない。。とにかく、素晴らしかったのだ、この訪問。100年以上の歴史あるワイナリーの他に、
ワイン博物館も併設されていて、このワイナリーの特徴や醸造方法だけでなく、ワイン全般の知識を提供
してくれる。この博物館があるのを知って、どうしても来てみたかったのだ。

詳細に渡ってひとつひとつの工程をとても丁寧に説明してくれたワイナリー訪問。

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栽培方法はギュイヨ・ドゥーブル式。機械化に対応し、太陽の光の入り易さなど効率も上がることから、リオハでもゴブレ式から替える栽培者が多いという。
害虫よけのカプセルが見える。丸まった石ころだらけの土壌。水はけが良い。

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抜けるような青空に、にわか雨の後の虹が。
山に囲まれたRioja Altaは、Sierra Cantabriaが冷たい北風を防ぎ、中央高地からの過酷な夏の熱波を遮り、四季を通じて平均して雨に恵まれ、ブドウ栽培に最適な気候条件。

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センサーがあって水を蒸発させたものを時に噴出させてセラー内の湿度を一定に保つ。

収穫は手摘みで、小さい箱を使い、ブドウを痛めないように配慮。

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選果後、破砕し、床の穴を通じて下の階の樽にマストが入る。ポンプで汲み上げるやり方ではなく、必要以上の酸化を防ぐため、こういう重力に任せた方法をとっている。

主発酵の前に低温でブドウの房、実、皮を全て寝かせることで、香り、色素、タンニンを最大限に抽出。このマセラシオンからオークの樽を使用して(ステンレス槽を使うワイナリーが多い)、更に味わい・香り豊かなワイン造りを目指している。

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マロラクティック発酵 樽の口にコップが置いてあるのは、carbonicaを出して、蠅などの虫を樽に入れないようにするため。

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全てフランスオーク樽で熟成。

そのこだわりのワインをテイスティング。

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色 : 赤
名称 : Dinastia Vivanco Reserva 2001
品種 : Tempranillo 90%, Graciano 10%
産地 : スペイン D.O.Ca リオハ
生産者 : Dinastia Vivanco
http://www.dinastiavivanco.com/bodega/bodega.asp

テンプラニーヨらしい酸味とタンニンがしっかり効いた長熟向きのレセルヴァ。
上品で複雑な味わい。

博物館は、世界のワインの歴史、リオハのワインの歴史、ワイン醸造方法、熟成のしくみ、醸造道具の今昔、樽・瓶・コルクの詳細説明など、テーマごとにはっきりと分かれていて、大きなテーマから小さなテーマへと展示がされていて、大変わかりやすかった。

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またもやすごかったのが、野外に作られたぶどう畑。
世界中のワイン用の品種を集めて管理している。

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徹底的に研究され、どの品種もきちんとブドウが熟すというからすごい。
この土地はどんな品種にも最適ってこと?

ほんとにステキな旅になった。
これから飲むリオハは、触れた心地よい風、山から下りるエブロ河の豊かな水、遠くにそびえる
カンタブリア山脈、朝晩の温度の違い、太陽の光、ワイン造りに携る人たちの顔顔、そういった
思い出と共に楽しめることだろう。
また違う季節に行きたい、リオハ。

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