リオハの旅 Bodegas Roda

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Bodegas Mugaと同じアロの町にあるBodegas Roda。
最も伝統的なワイナリーが多く集まる駅周辺地区、そこから郊外へと続く道を行くと、高台に大きく
「RODA」という文字が浮かぶモダンな建築のワイナリーがある。

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このワイナリーの歴史は、創業1987年と浅い。それでもこのワイナリーの最高峰赤Cirsiónはスペインの
ベスト赤に選ばれたりと、早々に高い評価を得、注目されている。レセルバのみを造る、このワイナリー、
一度も飲んだことがなく、でもすごく気になっていた。

このワイナリー、実はカタルーニャの実業家夫婦が創業したのだそうだ。Rotllant-Daurella、二人の頭文字をとって「RODA」となったのだそうだ。そしてラベルのシンボルはアザミ(cardo)。奥様が好きなのだそうだ。

いいワインはいいブドウから。この精神を基本に、良いブドウ畑探しにこだわりまくったという。
三方を山脈に囲まれ、その間をエブロ川が流れる、リオハ・アルタ地方は、畑の場所によって、気象条件も土壌分布も異なる。「畑がワインを通して透けて見えるようなワイン造りを心がける」というこのワイナリーの運営責任者アグスティン・サントラーヤの言葉。その通りに、年ごとに異なる気候が生態系に与える影響、それを最も反映したブドウの実る17区画を選んだ。全てが樹齢30年以上のブドウであるという。また、リオハにある様々な異なる特徴のテンプラニーヨを多く観察し、その中で最良のクローンを選ぶなど、日夜研究も怠らない。

ブドウ栽培はもちろん、醸造にも細部へのこだわりを見せる。

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収穫時は、ブドウが傷まないように15〜18kgほど入る小さな箱を使用。
下から上(写真の窓)にコンベヤーでブドウを上げて(落ちるインパクトで傷つけないように。このやり方、RODAがパイオニアだそう)、厳しい選果を行う。

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アルコール発酵から全てオーク樽を使用。100%フレンチオーク。
ここからして、伝統的なリオハ赤とは違うものを造ろうとする姿勢がうかがえる。
マロラクティック発酵は小樽に移し変えて行う。クオリティ高い赤を造るワイナリーはみな、マロラクティック発酵をオーク樽でやっていた。

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マロラクティック発酵は最新技術を駆使した近代的なセラー。
輻射熱を放出する床で、空気を動かすことなく温度を管理。
センサーで、湿度を管理しながら、必要な時には蒸気を出して湿度を上げる。
発酵が終了すると、北向きの窓を開放して、冷たい北西風を入れ、自然の空気でワインを安定化する。
その後、地下セラーで14〜18ヶ月熟成、瓶内熟成2年を経て、市場に出る。

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そのこだわりまくりのワインをいただく。

色 : 赤
名称 : Roda reserva 2003
品種 : Tempranillo 85%, Graciano 11%, Garnacha 4%
産地 : スペイン D.O.Ca リオハ
生産者 : Bodegas Roda
http://www.roda.es/

RODAブランドの2種類[RODA」「RODA I」のうちの「RODA」。
この2種類、特徴が明確に区別されていて、同じレセルバでも「RODA」は赤果実系、
「RODA I」は黒果実系なのだそう。
「RODA」は明るく、透明感のある赤、伝統的なリオハ赤レセルヴァは縁がレンガ色をしているけど、
これは桜色。口に含んだ味わいも、素晴らしかった。リオハレセルヴァより、ブルゴーニュのような複雑さ、
上品さ、爽やかさが感じられて、本当にびっくり。全く新しいリオハスタイルだ。
タンニンもすばらしく、果実味と樽からの風味が調和、重すぎずとても豊か。
心から、本当に素晴らしいワインに出会えた、と思えた瞬間。

そして、素晴らしかったのが、見学の案内役のエドゥルネさん。バスク人だからなのか、
素晴らしい教養、エレガンスを身につけ、細部にわたったきめ細かいサービス精神、自分のいる場所
を愛する気持ちに溢れていて、本当に楽しめた。
大きな客だけを大事にするのではなく、末端にいる私たち消費者という小さな客を大切にする姿勢には
感銘を受けたし、そういう人たちが造りだすワインはやっぱり素晴らしいのだ。

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そのエドゥルネさんが薦めてくれたアロのレストラン。
スペインでも有名な子羊のブラセリア(炭火焼)、「Terete」。
羊肉はあまり好きじゃないのだけど、ここの子羊は臭みがなく、柔らかくてすごく美味しかった。
そしてこれまたリオハ名産のじゃがいもで作ったフライドポテト。シンプルこそベストですな。

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Pimiento de piquillo。この地方が名産の一品。
赤ピーマンを焼いてオリーブオイル、ガーリック、ビネガーなどで炒めたもの。
たかがピーマン、されどピーマン。この甘み、歯ざわりは美味。
カタルーニャでは冷たい状態で食べるのをよく見るけど、こっちでは温かくして食べる。

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店先に焼かれるのを待つ子羊たちが。。。
食べる前に見なくて良かった。。

はい、まだ続くリオハ。

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