クローズ・エルミタージュの巨匠
アラン・グライヨ氏
によるワイン会が私の大好きな
ワインバー「Monvinic」で行われ、
参加することができた。
題して「アラン・グライヨ氏、大好きな
ワインたち、友達のワインたち」。
試飲したワインたち
・Serras del Priorat 2009, Clos Figueras, DOC Priorat, SPAIN
・Tandem Syrah 2008, Domaine des Ouleb Thaleb, MOROCCO
・Petalos del Bierzo 2007, Descendientes de Jose Palacios, DO Bierzo, SPAIN
・Crozes Hermitage La Guiraude 2009, Allain Graillot, AOC Crozes Hermitage, FRANCE
・Crozes Hermitage La Guiraude 1999, Allain Graillot, AOC Crozes Hermitage, FRANCE
・Crozes Hermitage La Guiraude 1990, Allain Graillot, AOC Crozes Hermitage, FRANCE
・Vega Sicilia Único 1996, Vega Sicilia, DO Ribera del Duero, SPAIN
・Grand Cru Clos de la Roche 1999, Domaine Dujac, Morey-Saint-Denis,
Grand Cru Clos de la Roche, FRANCE
・Orto 2008, Orto, DO Veneto, ITALY
・Silex 2005, Domaine Didier Dagueneau, AOC Pouilly-Fume, FRANCE
・Nuits Saint Georges 1er Cru Clos de l'Arlot 2007, Domaine de l'Arlot,
AOC Nuits-Saint-Goerges, 1er Cru Clos de l'Arlot, FRANCE
・Grand Cru Clos St Hune 1996, Trimbach, AOC Alsace, FRANCE
と、蒼々たるラインナップだったということより何より、アラン氏の人柄に接しながら彼の
ワインや友達のワインを楽しむことができたことに感銘を受けた会だった。
ワイン造りの仕事でその昔チリに住んでいたことがあるというアラン氏、流暢なスペイン語で、
その話し方からアラン氏の温かい人柄、ワインに対する真剣さ、素朴さが、そしてその人柄
こその深い友情、絆、そういうのがすごく感じられ、ワインを2倍も3倍も楽しむことができた。
ローヌ出身のアラン氏、
農薬メーカーに勤務してい
た頃ワイナリーとのつなが
りが多く、ワインに魅了さ
れ、1985年にドメーヌ・
アラン・グライヨを設立。
「自然に任せて、自分は
できるだけ何もしない。大
切なことは観察すること。」
今でも変わらぬワイン造り
を続けるアラン氏。
アラン氏は100%のブド
ウを除梗せずに醸造する。
天候、環境に助けられては
いても、除梗しなくてもバ
ランスの取れたワインに仕
上がるよう、収穫のタイミ
ング、醸造方法を工夫して
いる。
(プロジェクターの画面は息子さんと)
アラン氏の「ラ・ギロード」の3つのビンテージをいただいた。その中で感銘を受けたのは1990。
名称 : Crozes Hermitage La Guiraude 1990
品種 : Syrah 100%
産地 : AOC Crozes Hermitage
生産者 : Allain Graillot
何とも言えない細さ、でも素晴らしい複雑味があって、果実もまだイキイキ感じられ、酸も素晴ら
しくまだ良く熟成するだろうと思わせてくれる。1999よりポテンシャルある感じ。素晴らしく繊
細なバランスにノックアウト。。
2009 は2週間前に瓶詰めしたばかりだそうだ。シラーは果実をすごく感じさせる品種だから熟
成は一年とのこと。228リットルの樽で、新樽比率5%。2009はグレートビンテージ。
15~20年は長熟するだろう、とアラン氏。エルミタージュもクローズ・エルミタージュもローサ
ンヌ、マルサンヌの白ブドウを少しブレンドしても良い規定だけど、最近はみんなシラー100%で
造る傾向があるそうだ。3つのビンテージに共通するのは幅はそんなに広くなくて、細くすーっと
入って、とても深い。。スミレなんだけど、朝、朝露に濡れたスミレを感じるようなみずみずし
さがある。
やっぱりワインに大事な要素は何よりも「人」だ!と改めて実感したひと時。
アラン氏を見ていてなんか、そう感じた。
同じ環境で同じ畑の同じブドウで同じ醸造方法で2人の人がワインを造ったとしても、絶対同じ
ワインにはならないんだろうな、と。
こんな風に友人を一人一人紹介しながらワインを説明しくれて。
Serras del Priorat, Tandem Syrah, Orto はアラン氏がそれぞれの地にいる友人に協力し、
コンサルとしてワイン造りに携わったもの。プリオラートの「Serras del Priorat」など、
なぜか少しフランスっぽい感じがするのだから不思議。モロッコの「Tandem」もさすが
アラン氏!と感じる大変興味深いシラー。
ビエルソの赤Petalos、リベラ・デル・ドゥエロのVega Sicilia Unicoはアラン氏が大好きな
スタイルだ、と紹介してくれ、Dujac, Silex, l'Arlo, Trimbachはアラン氏の数十年来の友人
たちが造る大好きなワインたち、と紹介してくれた。
ドゥジャックはその繊細さ、しなやかさ、緻密さに惚れ惚れ。。ウニコの風格はやはりただ
ものではなく、ディディエ・ダギュノーのシレックスは個性あふれ奥行きのある深いソー
ヴィニョン・ブラン、とにかく全てのワインが至福だった~。。
実際のところ、ワイン造りを始めた頃、ドゥジャックのジャック・セイス氏から除梗しない
醸造を学んだのだそうだ。
世界中を回ってフライングメーカーとして活躍するのではなく、親しい友達がいる所で縁が
あったらお手伝いしたい、それが自分のやりたいこと。人情味溢れる素朴な方。
エルミタージュでも2樽分のワインを造っているのだそうだ。
入手できるワインなのか、という問いに「シークレットワインなんだ」と微笑んでいた。
大切な友達や家族などと共に楽しむんだろうな。。
一発でアラン氏のファンになってしまった。。
アラン氏に会いにいつか絶対ワイナリーに行きたい!!















































![Photos chambre roussillon 004[1]](http://blog-imgs-21.fc2.com/v/i/n/vinonoshabla/20080804025519.jpg)
















色 : シャンパン
名称 : Egly-Ouriet Les Vignes de Vrigny Premier Cru
品種 : ピノ・ムニエ 100%
産地 : フランス シャンパーニュ
生産者 : Egly-Ouriet
エグリ・ウーリエは、テロワールの体現を目指す、レコルタン・マニピュランのシャンパーニュを代表する造り手。ピノ・ノワールの聖地アンボネイ村に居を構える。ぶどうの成長を最大限に引き出し、完熟したぶどうで造るため、わずか3-4.5g/lのドサージュしか必要としないのだそう。
ぶどう畑Vrigny(ヴリニー)はプルミエ・クリュながらもグラン・クリュ並みのテロワール。南東向きで日当たりの良い斜面から、通常のピノ・ムニエの常識では考えられないレベルに熟したピノ・ムニエができるのだそう。
口に含んだ瞬間に、全く違うシャンパンを感じる。とてもとても繊細。複雑な芳香、完熟した果実の味わい、とても細かい泡と共に、とても優雅に上品に仕上がっている。美味しかった。
年越しそばならぬ、年越しうどんをいただいて、本当に温かく、穏やかで、幸せな年の暮れだった。
よし、気を高めて元気に行こう!




