フランス FRANCIAの最近のブログ記事

さて、バルセロナのお店紹介、更に続きます~。

c/ Barra de Ferro 1
Telf. 93 295 4797
火~土 : 13:00~01:00
月 : 20:00~01:00
定休 : 日曜、月曜昼

cancisa_barbrutal.jpg
旧市街ボルン地区、ベノワさんのワインバー l´Ánima del Vil から程近い場所に
ある一昨年オープンしたワイバー Bar Brutal。
ワインショップ Can Cisa と併設してあって、上の図のように 2 つの通りに
面して中でつながっている。
自然派好きにはたまらないバル。
バルセロナのディストリビューターCuvee3000やナチュラルワインの造り手
エスコーダ・サナウハオーナー ジョアン・ラモン、そしてヴェネチア料理屋 
Xemei の双子のオーナーが共同オーナーとして一昨年オープンしたお店。
そのとおりのナチュラルなワインがスペインだけでなく、フランスやイタリア
色んな国のが幅広く揃う。
例外なく総SO2 18 mg/L 以下(=ほぼ無添加)のワインのみを揃える。
さすが幅広い人脈・販売力を持つディストリビューターなので、その種類の
豊富さは見事で、クレイジーなワインだけでなく(笑)クリーンなスタイルの
ワインまで様々ある。

スクリーンショット 2015-06-23 0.06.17.pngかなり前だけど、ゴビーのスペシャル赤を放出してくれた。
飼い犬のワンちゃんの名前を冠した赤。亡くなってしまったのだそう。
さすがにゴビーのワイン。ビンビンなミネラル。
テロワール・アル・リミットの Roc d´Aubaga がグラスで出ることも。

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オーナーの1人ジョアン・バレン
シアが親交が深い、国を超えた自
然派の絆で様々な人を招いては
ワイン会を企画。
非常に魅力的なワイン会が多い。







Consolat del Mar 15
08003 Barcelona
Telf. 93 295 6636
月〜日  : 12:30 〜 0:30(無休)

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「豚ちゃん、あなたに首ったけ!」という名前のお店、笑。
豚肉に特化したお店。腸詰めから色んな部位を絶妙な火入れで楽しませて
くれる。東京、玉川学園にあるカタルーニャ料理屋カサ・マイヤのオーナー
シェフ増渕友子さんが料理人として 7 年間修業を積んだカタルーニャの
お店アルス・カサルスがこのお店にコラボしている。
このアルス・カサルス、レストランとオーベルジュを持ち、また、食材の
ほとんどを自給自足。豚肉もそうで、豚小屋を持ち、鶏も卵も広い敷地を
駆け回る鶏から。

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そして、豚肉料理をどんなお酒に
合わせているかというと、、、、

泡!泡!泡!

カバからシャンパーニュまで
スティルワインはほとんどなし。
特にシャンパーニュの RM のこだ
わりの造り手のセレクトが幅広く
とても魅力。

肉には赤。じゃないじゃない。

このお店の豚肉は全然重くないし
脂もサラッとしているけど、深みが
あるシャンパーニュの味わいと泡で
口中がさっぱりとし、いくらでも
お肉を食べられる気がしてくる。

フランク・パスカルのシャンパーニュはフランスにお住まいの方からご紹介
頂いて飲んだ時からとても好きで。

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アイルランド仕込みの地ビール
(こんなカラフに入ってくる。あっという
間に空だけど、笑)も旨いっ。
確かプラスでお支払いして、このカラフを
持ち帰ることもできたはず。












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お昼と夜の間に閉まらないし、
毎日営業なのも嬉しい。


















楽しいお店が続々なバルセロナ〜!





ミネラルとは。
このわかるようでわからないワインの表現に明確な答えをくれたかのようなワイン
たち、それがドメーヌ・ゴビー。

スペイン国境を越えてすぐあるペルピニャン。そこから西にほんの 30 分、
のどかな場所にカルセという村がある。このカルセ、今ではとても知られた村。
この村の周辺では自然派の造り手が多く集まって切磋琢磨する。
もともと地元ではなく、他地方から意志を持ってやって来たり、他の職業を
辞めてやって来てワイン造りを始めたりとロワールなどの他の自然派たちとは
背景が異なる。その中で先駆けとして、カルセ村で生まれ育ち、30年ほど前から
ワイン造りを始めたのがドメーヌ・ゴビーを起ち上げたジェラルド・ゴビーさん。

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彼のワインは 90 年代に一気に
注目を集めるが、当初は力強い
凝縮感と骨格のたくましさが特
徴のワインだった。現在は力強
さとデリケートさのバランスに
優れたエレガントなスタイルに
変わっている。

Le Roque という北東向きの区
画、樹齢40~80年のグルナッ
シュが力強く地に足をつけてい
る。
目の前はすぐピレネー山脈。
南仏にありながら、どの区画も
標高が高め(200~300m)の
丘陵地に位置していて気温の過
度な上昇を避け、また海や山か
ら吹き込む風が健全なブドウをもたらしてくれる。

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畑を見ればジェラルドさんの哲
学が伝わってくる。
化学肥料などは一切排し自ら作
る自然の堆肥のみ、自をリス
ペクト、とにかくナチュラルに。
ブドウが生まれる環境まるごと
表現する。
「自然を守りたい。」
ジェラルドさんのその強い想い
がそれを可能にする。

土壌はシストや粘土石灰質、泥
土質で、もろさがあり、深さも
あるため、古樹の根が 40~80
m と深く伸びているそう。
これが非常に大事で、これによ
りミネラル → 爽やかさがワイ
                             ンに与えられるんだ、とジェラ
                             ルドさん。

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醸造所地下の熟成セラーの一角
にむき出しの岩壁があり、土壌
がよく見てとれる。
シストは 4 億年前(古生代)の
もの、石灰質は 2 億年(中生
代)のものだよ、とジェラルド
さん。







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醸造も栽培と一貫している。
SO2 を用いず、補酸も補糖も
なし、天然酵母のみで発酵。
健全なブドウが得られるから
こそ可能な自然な造り。

本当は気軽に電話して案内し
ていただくことも、引っ張り
だこのゴビーのワインたちを
試飲させていただくことも普
通なら難しいのだろう。
幸運なことに旦那とお邪魔し
た日は、フランスのソムリエ
さんやレストランオーナーの
グループが見学に来ていて、
それにジョインさせていただ
け、2011ビンテージを試飲
                              させていただいた!

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なんだろう。
白にも赤にも全てのワインに通
じる背骨が一本すーーっと通っ
ていて、強烈なミネラル、繊細
さ、清々しさ、爽やかさ、同時
にブドウの凝縮感、力強さも共
存していて。
その見事なバランスが感動的で。

「ワインで大事なのは酸でもな
い、タンニンでもない。ミネラ
ルだ。それが爽やかさや深み、
複雑さを与えてくれる。」と
きっぱりと言い放つジェラルド
さん。

カジュアルクラスのレ・カルシネールもその他のワインもどれも素晴らしいけど
一番感動したのは、上級キュヴェ、クーム・ジネストとムンタダ。

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名称 : Coume Gineste 2011
品種 : Grenache Blanc 50%, 
         Grenache Gris 50%
産地 : VdP Cotes Catalanes
生産者 : Domaine Gauby

ミネラルの美しさ、酸の質、アロ
マのパワー、複雑さ、余韻、緻密
さ、繊細さ、すーっと伸びた一本
の骨格、どれをとっても高いレベ
ルでずっと飲んでいたい。
これはびっくりした白。



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名称 : Muntada 2011
品種 : Syrah, Murvedre, Grenache,
         Carignan
産地 : Cotes du Roussillon Villages
生産者 : Domaine Gauby

スミレのような繊細なフローラルとミネラルから
涼しさと凝縮感、パワーが見事にまとまっていて素
晴らしいの一言。
安心できる深い味わいはフィロキセラ以前の古樹
ムールヴェードルからか。
大自然の恵みをいただいている感覚。



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近年はジェラルドさんの息子さ
リオネルさんがワイン造りに
画し、これまでの濃縮感ある
タイルからエレガントさとふ
かさのバランスに優れたス
イルへと進化を遂げている。

ピレネー山脈を超えてすぐ、ス
インに間近い生産者でこうい
ワインに出会うとワインとい
のは天・地の他に人の要素
ごくすごく大きいことを改め
て感じざるを得ない。



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右の写真の彼女はブルンヒルデさん。
フランス人の彼女はこのドメーヌ・ゴビーで
6 年くらい研鑽を積み、現在はスペイン、
プリオラートのテロワール・アル・リミットで、
オーナー、ドミニクの公私共のパートナー
してフィロソフィー、情熱を共有してワイン
造りをしている。
そんな彼らだからこそできるワインなのだ。


あぁ、フランス語、学びたい!









 

Vila Mas というレストランがある。

スペインで一番ブルゴーニュワインが揃うレストランだそうだ。

オーナー、カルロス・オルタ氏はブルゴーニュワインにハマっていて、ブルゴーニュに

何度も通っては生産者たちと交流し、とにかくブルゴーニュ通なのだ。

その蔵するブルゴーニュワインの豊富さはヨーロッパでもかなり知られるほどのレベル。

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そのカルロス氏が、バルセロナのワイン文化施設モンビニックでジュヴレイ・シャン

ベルタンの 級畑クロ・サン・ジャックの5つの生産者の平行試飲会をしてくれた。

 

テロワールとは、ワインとは、を考えるすごく貴重な機会となった。

 

土壌・環境が多彩なジュヴレイ村。

特に北部に位置する 級格付けのクロ・サン・ジャックは秀逸。

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このクロ・サン・ジャックはブル

ゴーニュで唯一南北に縦に つに

分割されている一級畑。

わずか 6.7 ha の偉大な畑には

5人の所有者がいて、斜面の上か

ら下までの全域を5列に所有して

いるため、どの生産者の個性が

表れやすいと言われる。

土壌は、粘土を含む泥灰土を良い

割合で持つ、石灰質土壌。

ビンテージは 2001年、冷涼な年

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Domaine Armand Rousseau

   2.22 ha. 平均樹齢40年、除梗90%新樽比率70%  熟成18ヶ月

   接木 161-49.  1/4 クローン(113-114-115), 3/4 セレクション・マサル

   収量 25~35 hl / ha

   豊かで高密度な赤果実。繊細、青い花、湿った森、高貴さと強靭さ。

   樽は新樽かなり使っているけど、非常に繊細な香ばしさ。 

 

Domaine Fourrier

   0.89ha  平均樹齢90年、除梗100%、新樽比率15-20%  熟成18ヶ月
   接木 古い樹齢のため不明、
リュット・レゾネ、セレクシオン  マサル

   私の中では 5 つの中で最高だった。複雑で力強さ・肉付きもあり、

   同時に柔らかさ、癒し、きめの細かさがある。古樹からのピュアなピノを感じさせて

   くれる。タンニン、果実、酸、アルコール、樽、そのバランスが最高で。。

   全てが入っている感じ。ジャン=マリー・フーリエ氏、訪ねてみたいなぁ。。


Louis Jadot

   1.00 ha  平均樹齢40年、除梗100%、新樽比率40%  熟成18ヶ月
   接木   1/2 クローン(161-49)  1/2 S04. セレクション・マサル

   香りが素晴らしい! 

 

Bruno Clair

    1.001ha 平均樹齢50年、除梗100%、新樽比率40%  熟成18ヶ月

    接木 161-49. セレクション・マサル
    樽を結構感じる。果実味だけではなくタンニンや樽などの要素がしっかりし

   骨格を形づくる。ブドウがとてもピュア。

 

Sylvie Esmonin

   1.60ha  平均樹齢40年、全房 100%、新樽比率80%  熟成20ヶ月

   接 161-49. セレクション・マサル
   5 つの中で一番樽が突出、新樽ってわかる。抽出も多く色調濃い。熟果実。


素晴らしいワインたちと楽しみながら

テロワールとは

議論が飛び交う。


テロワールとは、土壌、人、ブドウ樹 (接木、クローン、セレクション・マサルか

どうかなど)、気候のすべてが関わってできる、とここでは定義すると。

 

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結局、ワインの違いには人的要因が

大きい。しかも、同じ区画を5つに

分けたクロ・サン・ャックのよう

な小さな区画でこれだけのワインの

違いが出るのは、土壌や気候の違い

より造りの違いの方が大きいのでは。

ブラインドで試飲して、それぞれの

クロ・サン・ジャックがどの造り手

のものかがわかるのは造り手のスタ

イルによるところが大きい、そんな意見も。

確かに。

でも、より広範囲の特徴の違いはどうだろうか。 

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土壌に関していうと、粘土質や砂利質など、水はけに関する部分のぶどうに対する影響は

かなり実証されているけど、石灰岩や花崗岩など、地質的な組成が味わいや香りにどの

ような影響を与えているのか、ということに関して科学的な実証は現在のところまだ至って

いないそう。そのために、「日照と水はけを理想的な環境にすれば、どんな地層でも、

美味しいワインが出来る」と公言する専門家もいる。だけど、未だ科学的に実証されてい

ないけれど、確かに存在する現象というのも多くあるし、ワインの味わい自体が、それその

ものであると思う。

例えば、ブルゴーニュの土壌は、氷河期以前であるジュラ紀に海であった部分の魚介類の

死骸を組成とする石灰岩が多く含まれ、そこに泥が混ざり合った、泥灰岩、そしてその

上を覆う石灰粘土といった組成が中心。この石灰質の土壌と冷涼な気候がピノ・ノワールと

シャルドネに理想的な影響を与えている。

そして、この地質が火山活動による隆起と、氷河の溶解で粘土質土壌が高地から低地に

流れることによって、村ごとの立地や、同じ村の中でも、高地、中腹、低地の違いによって、

表土の厚さに違いが出てくる。

つまり、ブルゴーニュでは、表土(粘土)の厚いところほどふくよかな味わいとなり、

表土が薄くなると、繊細でミネラル質な味わいになる。また、表土の石灰分が多い白っぽ

い粘土質では、より繊細な性格となり、白さが目立ってくるとピノ・ノワールよりも、

シャルドネに適した土壌となる。同じ造り手のワインであれば、この原則を把握すると

ブラインドで2本のワインを味わった違いで立地条件が想像できることになる。


ジュヴレイ・シャンベルタンのワインには共通するスパイシーさが他のクリュよりも

際立って感じられる、とカルロス氏。

 

地質的な組成の違いがワインの個性につながって欲しい、そう

思いたいワインファンのロマンも、あると思う、笑。

 

料理と同じように、同じ食材で同じ料理法をしても人によって同じ味にならない、

ワインもそういうことだ。

だからこそ、国、産地よりもどの造り手のワインか、それが大事になってくる。

でもその素材が良くなければ、どんな天才シェフが料理しても、それ以上のもの

にはならない。これも真実。

したがって、ワインの根本はぶどうにあり、ということ。

自然を慈しみ、ブドウを慈しみ

結局造り手で話すべき。

 

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そのカルロスさんの経営する

レストラン「ビラ・マス」。

東京玉川学園前の「カサ・マイヤ

でソムリエールとして活躍する

りょうこちゃんが日本から遊びに

来ていて、一緒にランチ♪



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バルセロナから車で 1 時間半ほどの海沿いの街

サン・フェリウ・デ・ギショルスにある。

ビーチに面したステキなお店。









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今が旬と楽しませてくれたグリーン

ピースと生ハムをオリーブオイルで

さっと炒めた一品。

グリーンピースってこんなに美味し

いの?って思わせる甘さに歯ごたえ

に生ハムのちょうど良いオイリーさ

と塩っ気が絶妙。。。うわぁ。。



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そして、じゃじゃーん ♪

パラモスの海老。

なんなんだ~!って思うくらい

感動的に旨い。。。

レストランのある場所はパラモス

から近いから、新鮮で良質な

海老を入手してるんだろうな。



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Mollera というお魚の一品。繊細なビネガーの風味で旨い。。。


もっちろんブルゴーニュを楽しむ!

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名称Meursault 2009

品種 : Chardonnay 100%

産地 : AOC Meursault, Bourgogne

生産者 : François Mikulski

 

現当主フランソワ・ミクルスキ氏が1991年にムル

ソー村に創設し、初ヴィンテージが翌年の1992

と言うまだ歴史の若いドメーヌだけど、ブルゴー

ニュ最高の白の造り手として注目を集める。 


ムルソー村を中心に 7.4 ha 所有、リュット・レゾネ

で栽培、野生酵母を用いて造らる。



はつらつとした力強さとしなやかさのある、非常に洗練されたスタイルで、ムルソーながら樽が

突出しすぎずとてもバランスが良い。


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ビラ・マスでソムリーエルとして

活躍するちひろちゃんと、カサ・

マイヤソムリエールりょうこちゃ

んが選んでくれましたよ。

あぁ、最高の一日だった。


りょうこちん、引っ張って来て

くれてありがとね ♪




 

DSC00345.JPGクローズ・エルミタージュの巨匠

 

アラン・グライヨ氏

 

によるワイン会が私の大好きな

ワインバー「Monvinic」で行われ、

参加することができた。

題して「アラン・グライヨ氏、大好きな

ワインたち、友達のワインたち」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 AlainGraillot_3.jpg試飲したワインたち

 

Serras del Priorat 2009, Clos Figueras, DOC Priorat, SPAIN

Tandem Syrah 2008, Domaine des Ouleb Thaleb, MOROCCO

Petalos del Bierzo 2007, Descendientes de Jose Palacios, DO Bierzo, SPAIN

Crozes Hermitage La Guiraude 2009, Allain Graillot, AOC Crozes Hermitage, FRANCE

Crozes Hermitage La Guiraude 1999, Allain Graillot, AOC Crozes Hermitage, FRANCE

Crozes Hermitage La Guiraude 1990, Allain Graillot, AOC Crozes Hermitage, FRANCE

Vega Sicilia Único 1996, Vega Sicilia, DO Ribera del Duero, SPAIN

Grand Cru Clos de la Roche 1999, Domaine Dujac, Morey-Saint-Denis,

                                                            Grand Cru Clos de la Roche, FRANCE

Orto 2008, Orto, DO Veneto, ITALY

Silex 2005, Domaine Didier Dagueneau, AOC Pouilly-Fume, FRANCE

Nuits Saint Georges 1er Cru Clos de l'Arlot 2007, Domaine de l'Arlot,

                             AOC Nuits-Saint-Goerges, 1er Cru Clos de l'Arlot, FRANCE

Grand Cru Clos St Hune 1996, Trimbach, AOC Alsace, FRANCE

 

と、蒼々たるラインナップだったということより何より、アラン氏の人柄に接しながら彼の

ワインや友達のワインを楽しむことができたことに感銘を受けた会だった。

 

ワイン造りの仕事でその昔チリに住んでいたことがあるというアラン氏、流暢なスペイン語で、

その話し方からアラン氏の温かい人柄、ワインに対する真剣さ、素朴さが、そしてその人柄

こその深い友情、絆、そういうのがすごく感じられ、ワインを2倍も3倍も楽しむことができた。

 

DSC00338.JPGローヌ出身のアラン氏、

農薬メーカーに勤務して

た頃ワイナリーとのつなが

りが多く、ワインに魅了さ

れ、1985年にドメーヌ・

アラン・グライヨを設立。

「自然に任せて、自分は

できるだけ何もしない。

切なことは観察すること。」

今でも変わらぬワイン造り

を続けるアラン氏。

アラン氏は100%のブド

ウを除梗せずに醸造する。

天候、環境に助けられては

いても、除梗しなくても

ランスの取れたワインに仕

上がるよう、収穫のタイミ

ング、醸造方法を工夫して

いる。

 

(プロジェクターの画面は息子さんと)

 

 

AlainGraillot_4.jpgアラン氏の「ラ・ギロード」の3つのビンテージをいただいた。その中で感銘を受けたのは1990

 

名称 : Crozes Hermitage La Guiraude 1990
品種 : Syrah 100%
産地
: AOC Crozes Hermitage
生産者 : Allain Graillot

 

何とも言えない細さ、でも素晴らしい複雑味があって、果実もまだイキイキ感じられ、酸も素晴ら

しくまだ良く熟成するだろうと思わせてくれる。1999よりポテンシャルある感じ。素晴らしく繊

細なバランスにノックアウト。。

 

2009 2週間前に瓶詰めしたばかりだそうだ。シラーは果実をすごく感じさせる品種だから熟

成は一年とのこと。228リットルの樽で、新樽比率5%。2009はグレートビンテージ。

1520年は長熟するだろう、とアラン氏。エルミタージュもクローズ・エルミタージュもローサ

ンヌ、マルサンヌの白ブドウを少しブレンドしても良い規定だけど、最近はみんなシラー100%で

造る傾向があるそうだ。3つのビンテージに共通するのは幅はそんなに広くなくて、細くすーっと

入って、とても深い。。スミレなんだけど、朝、朝露に濡れたスミレを感じるようなみずみずし

さがある。

 

やっぱりワインに大事な要素は何よりも「人」だ!と改めて実感したひと時。

アラン氏を見ていてなんか、そう感じた。

同じ環境で同じ畑の同じブドウで同じ醸造方法で2人の人がワインを造ったとしても、絶対同じ

ワインにはならないんだろうな、と。

 

AlainGraillot.jpgこんな風に友人を一人一人紹介しながらワインを説明しくれて。

  

Serras del Priorat, Tandem Syrah, Orto はアラン氏がそれぞれの地にいる友人に協力し、

コンサルとしてワイン造りに携わったもの。プリオラートの「Serras del Priorat」など、

なぜか少しフランスっぽい感じがするのだから不思議。モロッコの「Tandem」もさすが

アラン氏!と感じる大変興味深いシラー。

ビエルソの赤Petalos、リベラ・デル・ドゥエロのVega Sicilia Unicoはアラン氏が大好きな

スタイルだ、と紹介してくれ、Dujac, Silex, l'Arlo, Trimbachはアラン氏の数十年来の友人

たちが造る大好きなワインたち、と紹介してくれた。

ドゥジャックはその繊細さ、しなやかさ、緻密さに惚れ惚れ。。ウニコの風格はやはりただ

ものではなく、ディディエ・ダギュノーのシレックスは個性あふれ奥行きのある深いソー

ヴィニョン・ブラン、とにかく全てのワインが至福だった~。。

 

実際のところ、ワイン造りを始めた頃、ドゥジャックのジャック・セイス氏から除梗しない

醸造を学んだのだそうだ。

 

世界中を回ってフライングメーカーとして活躍するのではなく、親しい友達がいる所で縁が

あったらお手伝いしたい、それが自分のやりたいこと。人情味溢れる素朴な方。

 

エルミタージュでも2樽分のワインを造っているのだそうだ。

入手できるワインなのか、という問いに「シークレットワインなんだ」と微笑んでいた。

大切な友達や家族などと共に楽しむんだろうな。。

 

一発でアラン氏のファンになってしまった。。

アラン氏に会いにいつか絶対ワイナリーに行きたい!!

 

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豚ちゃん!!
生まれたばかりの子豚がっ。。。お母ちゃんのおっぱいに食らいついていて。
かわいいいいいいっ!初めて見ました。ママ豚が鉄格子で動けないようになっているのは、
子豚をふんづけて窒息死させてしまうこともあるから、とか。

さてここはいったい。。。

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実は、カタルーニャ北部のサガスという村にある一つ星レストラン「エルス・カサルス」のオーナーシェフ、
ウリオールさんのご家族が営む養豚場。
このエルス・カサルスに6年くらいパティシエとして、料理人として働いているともこさんが
連れてきてくれたのだけど、養豚だけじゃなく、

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牛も、

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この地方の珍しい鶏も、

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そして農園も、
みーんなあって、ここで採れるもの全てをエルス・カサルスで使っている。
地産地消、どころではない家産家消、とでも言おうか、
自給自足スタイル、それをレストランレベルで実現しているのだから、レストラン
経営としては理想の形なのだと思う。

だって、食べるとわかる、食材が半端なく美味しい。
一つ一つの食材の味が香りが触感が、違う。

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ともこさん。
自身が日本から持ってきて植えたという日本のナスを見せてくれた。

イタリアとスペインで研鑽をを積んだともこさんが、自分のお店を開けるべく来年早々日本に
帰ることを決めたのを知ったのは夏前。どうしてももう一度行きたくって、誕生日という
こともあり旦那と出かけたのだ。

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自家製のソブラサーダに蜂の巣から取った100%自然のハチミツ
待ってました。。。私のソブラサーダに対するマイナスイメージを一瞬で吹き飛ばして
くれた。またハチミツと絶妙で。。

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色んなキノコたち。これも近くの森で採った地元の人から仕入れている。
素晴らしい香り。。秋。。

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スライスしたアーティチョークに豚の脂、トマテ・デ・ベラーノの砂糖漬け、クルミ
(Arcachofa laminada, grasa de cerdo, tomate de verano confitado, nueces tiernas)
旨い。。。

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タラのピルピル、トロンペタ・デ・ムエルテ(ラッパ茸)、タラのパリパリ皮、メンブリーリョ
(Bacalao, trompeta de muerte, pil pil, piel de bacalao, membrillo)

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自家製サルチチャ、インゲン豆、キノコで煮込んだ一品。

どれもこれも食材と料理を存分に楽しめる品ばかり。

ワインはフランスで楽しみました。

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名称 : Brut Tradition Grand Cru
品種 : Pinot Noir 70%, Chardonnay 30%
産地 : Ambonnay, Montagne de Reims, AOC Champagne
生産者 : Égly Ouriet

1900年創立。ピノ・ノワールで有名な100%グラン・クリュの畑を6ha所有。
3年以上の瓶熟成により芳醇で力強い味のシャンパン。
マッシュルーム、チーズ、少し酸化した感じ卵っぽさ、杏子っぽさ、土っぽさ、
すっと軽やかな後口。複雑で深くて。いいですねぇ。。

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名称 : Coudoulet de Beaucastel 2006
品種 : Grenache 30%, Mourvèdre 30%, Syrah 20%, Cinsault 20%
産地 : AOC Côtes-du-Rhône
生産者 : Chateau de Beaucastel

コート・デュ・ローヌ地方シャトーヌフ・デュ・パプ地区で、横綱格にあたる
ペラン・エ・フィス シャトー・ド・ボーカステル。1909年に創業。
3代目ジャック・ペラン氏のとき有機栽培に踏み出し、「シャトー・ド・ボーカステル」の名は
一躍世界に知れ渡るようになり、4代目のトーマス・ぺランはムールヴェードルに注目、フラッ
シュヒーティングシステム(ブドウの果皮を80℃まで加熱後、20℃まで冷却)を導入し、SO2の
添加量を減らすなどしたそうだ。大樽で6〜8か月熟成。卵白で清澄。

輝きのある濃いルビー。赤い果実、バランスが素晴らしく、心地よい飲み口。

デザートは、

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こんなのや、

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こんなのをいただいた。
ともこさんはもうポストレは作っていなくて、やっぱりともこさんのポストレって
素晴らしかったんだなぁって実感。

素晴らしいお料理、ともこさんの心のこもったおもてなし、
ほんとにステキな時間を過ごすことができて、感謝。

日本でお店を開いたら、きっと多くのともこさんファンが食べに行くんだろうな。
私もその一人として、その日を心待ちにしよう。

本当にありがとう!

エルス・カサルスでともこさんに会えるのはあと2か月ちょっと〜!!

ともこさんのブログ「カタルーニャバンザイ!

日本でも企業のツイッター活用が加速する昨今、どうすればプロモーションに生かせるか、
そのやり方をそれぞれが模索している段階だと思う。
ツイッター利用者が急速に広がっている中、それを使った宣伝活動の重要度が増していく
ことは間違いないと思う。
ワインに関しても、様々なプロの方がプロモーションをしているが、ひとつすごくいい
キャンペーンを紹介いただいた。

グルメ、ファッション、ビューティー、アート、カルチャー、トラベルなどの情報満載の
ラグジュアリーWebマガジン「SHOT(ショット)」で、今週開催されている
ボルドー、ワイン旅行記キャンペーン」だ。

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マガジンスタッフさんがボルドーの素晴らしいシャトーを巡り、その記事を写真や動画などを
通じてライブでアップ。各シャトーに関するクイズなんかもあって、参加者はそれに答えたり、
シャトーに聞いてみたい質問を送って、聞いてもらったり、採用者にはプレゼントがあったり、
楽しめる。何より、ツイッターのタイムリー性を活用して、地球の裏側の情報がライブで楽しめ、
参加者も一緒にシャトーを巡っている気分になりそうな、そんなわくわくするキャンペーンだ。

このマガジンを初めて知ったのは、少し前に開催していたワインブログコンテストで、魅力的な
参加型のイベントを企画していてすごくいいな、と思った。

今回のボルドーワイン旅行記キャンペーンも、さすがボルドー、すでにツイッター上で
たくさんの人が参加して楽しんでいる様子が伺える。

参加者があたかも現地に行って造り手を訪問して、インタビューしたり、周辺の景色を楽しん
だり、日本にいながらにしてワインツーリズムが楽しめる感覚もあって魅力的だな、と思う。

一週間楽しませていただこうと思う!

料理人の友人たちが、「ここは絶対っ!!」「鬼旨い!」と絶賛していた
レストラン ELS CASALS 、やっと行ってきましたよ!
そこでパティシエとして活躍するともこさんにも会いたくて。
(「はじめまして!」だなんて、失礼しやした、ともこさん。(笑))

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Hotel Rural Els Casals
08517 Sagàs (Berguedà)
93 825 1200

バルセロナからベルガ方面に車で2時間弱。
ホテルの中に併設された形のレストラン。
ホテルも、自然の中でゆったりと癒される最高の雰囲気だ。

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明るいけど、落ち着いた照明で、居心地のよい空間。

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オーナー・シェフである、オリオール・ロビラ氏が造るシンプルかつ
クリエイティブな料理たち。

こちらで料理の修行を終えて日本に帰る慎哉くんの送別会を兼ねて、辣腕
シェフアミーゴスたちと贅沢なランチ。

ミシュラン星つきレストラン、といっても、このレストランがスペシャルなのは、
ご近所さんは5kmほどいかないとない、オリーブの木、畑、森などの自然に
囲まれた一軒屋なのだ。
そして、お料理に使われる食材のほとんどは自給自足。
自家農園や豚や鶏が放し飼いされる牧場がある。
豚肉、鶏肉、腸詰めなど、よく使われる食材のクオリティの高さ、それを
大事にした料理、それこそ、どんな高級な食材を使った料理より、貴重な、
感動的なものだな、って実感した。

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Cortezas de cerdo
豚の皮をカリッと揚げたもの。
豚の皮を茹でて、乾燥させて高温で揚げる。
全て自家製。1週間かけて造る。
こんなに軽くて、エレガントなコルテサは初めて。

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Sobrassada con miel
はい、これも自家製。
イベリコも入った交配黒豚 8ヶ月かけて造る。。。
旨みがあって、いくらでも食べられるソブラサーダだ。
そして、100%自然のハチミツとの相性がバツグン!

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Pex llimona という魚の刺身にエンダイブ、くるみ、ザクロ 添えてある。

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Pocha (早生の白インゲン)豆 に温泉卵、camagroc キノコ、
カリッと焼かれて脂身ジューシーな 顎肉 papada、すんごく美味しい!!

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これまで自給自足のコチニーヨ。
メトレのダビさんが見せてくれた。
ちょープレフェッショナルで温かみのあるメトレさんだ。

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Poularda というカタルーニャの地品種の黒鶏。知らなかったですねぇ。
それにじゃがいものムース、黒鶏ののだしと野菜、ワインを少し、
それだけでこんなに美味しい味わいが出るんだぁーー。
お肉も、鶏肉とは思えない味わいの深さ、パサパサしてない感じ、
素晴らしかったぁ。。。

お料理といただいたワインたち、泡のL’Origan Rosadoから始まり、次はロワールの
Les Vieux Clos 2004、最後に赤はリベラのPago de Calaovejas Cuesta de las
liebres 2004をいただいた。
呑んべーの友達と行くとこれだから困ります(笑)。

特筆は、Les Vieux Clos 2004、ニコラ・ジョリーの造るシュナン・ブラン。

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名称 : Les Vieux Clos 2004
品種 : Chenin Blanc 100%
産地 : AOC Savennieres, Loire
生産者 : Clos de Serrant

ビオディナミの伝道師、ニコラ・ジョリーの造るロワール、
サヴニエールのシュナン・ブラン。
1984年から全面的にビオディナミによるブドウ栽培を貫く。
クローンは使わず、クロ・ド・セランにある樹齢80年以上の古樹から
接木し、植え替えに使用するという。
温度コントロール、澱引き、コラージュなど行わず、できるだけ自然に造る。

あぁ、ゆっくり楽しみたかったっす。
エレガントな酸、ハチミツ、ナッツ系の樽の香りと爽やかなフルーツのニュアンスも
感じられて、時間を経るごとに様々な顔をのぞかせてくれるステキな白だ。

そしてそして、トリを飾るのは、パティシエ ともこさんのデザートの数々!

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そのひとつが、この、「究極のプリン」。
固形と液体の微妙な境目を狙った焼き方で、黄身の大きさや、牛乳の
乳脂肪率などによって、全く仕上がりが異なり、大変難しいのだそうだ。
そして、ほんとに優しい、繊細な味わいで、五感を楽しませてくれるプリン、だ。。
すごい。。

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イタリアでもパティシエをやっていたともこさん特製ティラミス。
甘いもの大好きな男衆のおかげで、色々出してくれたともこさん。。
ほんとありがとおお。

外に出ると、既に夜の帳に包まれる、オリーブの木、森などが一望でき、
胸いっぱいに吸い込む澄んだ空気。
豚の鳴き声も聞こえる、鳥のさえずりも聞こえる、たくさんの星がまたたく、
心身共に癒される最高の食の空間だ。

そこまで関心は高くなくても、日本人だからか、やっぱりこの時期になると気になる
ボジョレー・ヌーヴォー。こちら、バルセロナでも各お店に一種類ずつぐらいだが、
ボジョレー・ヌーヴォーがこの時期には店頭にお目見えする。

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バルセロナで、一番多くの銘柄を扱うワイン店、Lavinia

そこが選んだ今年のボジョレーは、シャトー・カンボンのクリストフ・パカレのヌーヴォー。
クリストフ・パカレは、マルセル・ラピエールの甥、コンビでワインを造るボジョレーの天才醸造家。

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(空ですが。。)

名称 : New Beaujolais 2008
品種 : Gamay 100%
産地 : AOC Beaujolais
生産者 : Château Cambon

グラスから、しっかりと熟したイチゴやフランボワーズ、ブルーベリーなど、果実の香りが
とても華やかに溢れている。口に含めば、喉の奥までするっと流れる滑らかさがすごい。
スペインワインに慣れていると、この軽さ、爽やかさはすごく新鮮だ。
なんだか春を思わせるワインだ。

2008年のボジョレーは、収穫量こそ落ちたものの、9月の良天候に恵まれ、香り豊かで
果実味が主体のワインに仕上がるのだそうだ。それでも、決して良好とはいえないヴィン
テージで、造り方次第で大きく品質が変わってしまう「生産者の年」だったという。
クリストフ・パカレのヌーヴォーは、文句なく、キレイな出来栄えだと思う。

日本でも、あの熱狂的なボジョレー・ヌーヴォー人気も落ち着いてきているようで、新酒の
季節ということで、様々な地域の新酒、最近では日本の新酒なども注目を浴びてきており、
新酒が多様化してきているようだ。日本でワインビジネスをされている方がおっしゃっていた、
コンビニでヌーヴォーが販売されるようになってからは、特別なワインではなくなり、ビオや
生産者にこだわった高額(4000円ほど)のヌーヴォーが一番売れるようになってきている、と。
日本のワインも品質が急上昇、安価で高品質なワインが多く出てきていて、これからが
楽しみだ。こちらでは求めることができないのが悲しい。。

こちらでも、スペインワインの新酒がどんどんお目見えしてきている。
明日はバルセロナでも新酒祭りがあるなど、寒いけどわくわくする季節だ!

日本のワイン地図も刻々と変化している。やっぱりフランス・イタリアは強し、だけれども、
来年はスペインワインが更に注目される予感がする!

シャトーヌフ・デュ・パプの次は、そこから北東25kmほどの所にある、これまたワインで有名なジゴンダス
Gigondas 村。ジゴンダスでは、シャトーヌフ・デュ・パプに似て、アルコール度が高くたくましいワインが
造られる。人口600人余りの小さな村、平地から斜面まで、村の面積の4割以上がブドウ畑のワイン村。

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村の周辺は、見渡す限りのブドウ畑。

この村単独で生産されているのがAOC ジゴンダス。赤ワインがほとんどで、品種は、グルナッシュが
中心、シラーやムルヴェードルなども混醸されている。特に数年熟成させたものは、スパイシーな香りと、
強いボディを持っている。

村を抜けて西部に広々と広がるブドウ畑。照り付ける太陽とセミの合唱の中をドライブしながら、立ち
寄ったワイナリー Domaine du Pesquier ドメーヌ・デュ・ペスキエ。
1950年代創業で、4代に渡ってワイン造りをしているドメーヌ。ジゴンダスに17ha、ヴァケラスに1haの畑を所有。
お昼をちょうど過ぎたところで、暑さを避けるために木陰でゆっくりしていた4代目の彼。当主Buy Boutiere
の息子さん。アポなしの突然の訪問客の私達に、少し気だるそうに、それでも丁寧にワイナリーを見せ
てくれた。

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名称 : Gigondas 2004
品種 : Grenache 75%, Syrah 20%, Mourvedre 5%
産地 : AOC Gigondas
生産者 : Domaine du Pesquier (Boutiere & Fils)

コンクリートとスチール槽の組み合わせで12ヶ月熟成させたもの。樽熟はほんのわずか。スパイシーな
味わいと、力強さ、と同時にエレガントさも感じる。ただ、試飲した際に感動的な印象はなかった。
抜栓後、数時間経ったものだからか、暑い中をドライブした疲労感から楽しめなかっただけかは、わから
ないのだけど。

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はにかみ感じの息子さん。将来のペスキエを背負って立つ。頑張れ!

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セメントタンク(グラスライニング処理)

同じヴィンテージをバルセロナに持ち帰って、飲んだ時にはその素晴らしさに驚いた。
日本で、世界中からのイベリコ豚やグルメミートを販売されているグルメミートワールド
http://www.gourmet-meat.com/ の社長さんがもう一人のインポータさんとこちらにいらして、
お肉の試食をした際に、私たちバルセロナ仲間にも試食をさせて下さった。

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普通のスーパーにも売っていない、とても贅沢なお肉たち。今まで聞いたこともないような「セクレート」
という部位。イベリコ豚のバラの霜降りの部分。奥の奥にあるお肉だから「セクレート(秘密)」という名
なのだそう。その他、ロースのかぶりの部分、ネックの部分などどれも素晴らしく美味しいお肉をいただ
きました。ムッシュには、本当にいつも感謝であります。
美味しいお肉たちといただいたこの赤、樽熟じゃないからか、熟果実のフルーティな芳香がキレイで、
タンニンもとても豊かで長い余韻。丸みがあって、バランスがとても良い。そして12ユーロ(セラー価格)
という安さで、そのコスパにも驚いた。

ジゴンダスで訪れたもうひとつのワイナリー Domaine des Florets。
ジゴンダス村の東部にある国立公園の中に入り、山間部に入っていく。ペスキエなどのある平地は標高
200m、Floretsは450mほどの標高。山の斜面の段々畑ブドウを栽培、樹齢平均40年のブドウ樹、全て
手作業、冷涼な気候で岩山の石灰質土壌で、爽やかかつ力強い赤を造っている。ワイナリーに隣接
する直売店を訪れただけだけど、周辺はホテルがひとつあるだけの山間部。夜になると真夏なのに、
半袖では寒いくらいの気温の変化、低地のジゴンダスとはまた違うジゴンダスに出会った。

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山の斜面に段々畑のブドウ畑が見える。

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名称 : Gigondas 2006
品種 : Grenache 80%, Syrah 10%, Mourvedre 5%, Cinsault 5%
産地 : AOC Gigondas
生産者 : Domaine des Florets

爽やか感が増して、スパイシー、力強さ、フルーティ、いい感じ。
全体的に、ジゴンダスはすごく気に入った。シャトーヌフ・デュ・パプと似ているけど、ジゴンダスのは、
シャトーヌフほどの重すぎ感、凝縮感がない気がする。あのシャトーヌフの丸い大きな石からの反射
熱が実の熟成に与える影響は大きいのだろうな、と思う。

ワイナリーを訪れる度に、私たちがスペインから来たと言うと、皆さん2015年までにスペインがフランスを
抜いてワイン生産国1位になるってことをコメントしていた。フランスでとても話題になってるんだなぁって
とても興味深かった。

7月中旬、南仏への旅、第二弾。

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ブドウ畑面積、3200haを有するAOC シャトーヌフ・ドゥ・パプ。
その中心地、シャトーヌフ・ドゥ・パプ村。

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14世紀、アヴィニョンに法王庁が置かれていた時代、シャトーヌフ・ドュ・パプに法王の夏離宮として建て
られた城の一部が残る、とても由緒ある中世の村。特にジョン22世の時期に、その地域の卓越した土壌に
感動し、ブドウ栽培、ワイン造りの発展に力を入れたのだという。
それが今や、フランスを代表する銘醸地のひとつ、世界にその魅力を放ち続ける地域となった。

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様々なシャトーのセラーが軒を並べ、試飲させてくれる。

シャトーヌフ・ドュ・パプのお薦めレストラン。
Le Pistou
15 rue Joseph Ducos
84230 Châteauneuf-du-Pape
Tel 0490837175

小さな村だから、選択肢がたくさんある訳ではない。そして一年を通して、世界中からワインファンが
訪れる村だから、そこまで力を入れなくても経営するには全く困らないはずだ。
それでも、お客さんにここの料理を楽しんでもらいたい、という気持ちが直で伝わってくる料理ばかりだった。自分達の文化に誇りを持って、手を抜かない。そういう姿勢に触れるのが旅の醍醐味の一つでもある。

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自家製フォアグラ、臭みがなくて、とても滑らか、ほんとに美味しい。
天使のデザインかな、遊び心がニクイ!

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フレッシュな野菜をいくつものパテと一緒に。茄子、アンチョビ、黒オリーブのパテ。
野菜の新鮮さとパテの繊細さに二度びっくり。盛り付けのセンスも、ステキだなぁ。。

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あひるのお肉、美味しい、、臭くない。。Pistouとミルクでオーブン焼きしたポテトのつけ合わせ。
ねぇ、このポテト、すごく美味しくて、家でも早速作った。
お肉のソースはクリームとハニーとラベンダー。うーん、プロヴァンスらしい。
その組み合わせにちょっとおっかなびっくりだったけど、いけた!
ポテトはフランス語で「pomme du terra」=「大地のりんご」 かわいい名前だなぁ。

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感動的に美味しかったシャーベット。洋ナシ、レモン、フランボワーズ。

赤はハウスワインを頂いて、どこのワイナリーかはわからないけど、さすが、シャトーヌフ・ドュ・パプの
レストラン、ハウスワインもレベル高い。とても美味しかった。

そして、宿泊のお薦め。

普通のホテルでもかなりお高いおフランス。今回滞在した中で、旦那ととても気に入った
La Mayette
La Mayette Route de la Tapiole
84260 Sarrians
+33-490127059

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自然豊かな田舎で住むファミリーが宿泊を提供するスタイル。
全部で5000m2というすごい大きさの土地に、キレイに手入れされた庭や自家農園、そして石造りの
家が構える。

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木陰が多く、気持ちの良い庭。

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日中の暑さを和らげてくれるプール。
少し内陸にあるからか、この土地はバルセロナよりも湿気があって、暑い!日向では10分といられない。
それでも、太陽が沈めば一気に気温が下がり、夜はとても涼しい。
ブドウ栽培に適切な昼夜の温度差を肌で感じた。

Photos chambre roussillon 004[1]
部屋の一例。大きなバスタブもあって、とても気持ちよく過ごせる。

これで、一泊65ユーロ/部屋。全然悪くない。
何より、町の喧騒を離れて、自然に囲まれてリラックスできるのが最大の魅力。
子供連れの家族、ペット連れなどにも最適な宿泊環境だ。
経営されているご夫婦もとても気さくでサービス精神旺盛で、素晴らしい方たちだった。

難しいフランス語、旦那が結構話せて助かったけど、私はまるっきリダメ。。それでも、繰り返し言いながら
覚えた表現、 「J’aime le vin. 私はワインが大好きです!」